日本代表:2018ロシアW杯特集(6)W杯メンバー入りにオススメしたい3選手

 2018年、サッカー日本代表の初戦である国際親善試合の日が迫ってきた。まだ対戦相手が正式に発表されていないが、今からメンバー発表が気になって仕方がない。

 私は、3月の海外遠征での国際親善試合が海外組にとってロシアW杯メンバーに入れるかどうか…という最後のアピールの場だと考えている。

 なぜかというと、今回海外組の招集がいつもより多いのではないかと予測しているからだ。現段階では確定していないが、フランスまたはベルギーでの開催ということで海外組の方が移動の負担が少ないという面もある。だが1番の理由はJリーグとACLの日程が大きく影響していることにある。

 Jリーグは2月23日に開幕を迎えるが、開幕してから1か月だとコンディションにバラツキがあるだろう。ましてや川崎フロンターレ、鹿島アントラーズ、セレッソ大阪、柏レイソルは日本代表候補選手も多いが、ACLとリーグ戦の過密日程の真っ只中で来て、さらに代表スケジュールが入る、1クラブ2名以上の招集は難しいのではないか…という問題が浮かび上がってくる。

 そこで、今回は海外組中心のメンバー構成を提案したい。ハリルジャパンにここまで招集されていない海外組の選手でFOOTBALL NOTE編集長オススメの3選手を紹介していく。

◆中島翔哉選手

 リオ五輪日本代表。ポルトガル1部リーグのポルティモネンセ所属。2017年8月にFC東京から移籍したばかりだが、ここまで8ゴール5アシスト(2018年2月6日現在)と大活躍している。

 ポジションは原口選手、乾選手のいる左サイドだが右サイドでもプレー出来る。キレのあるドリブルやペナルティエリア外からの豪快なミドルシュートが魅力的な選手だ。

◆堂安律選手

 2017 U-20日本代表。オランダ1部リーグのフローニンゲン所属。2017年7月にガンバ大阪から移籍が発表され19歳の若さで海外挑戦となった。シーズン序盤は出場機会に恵まれなかったが、徐々にスタメンで起用される機会も増え、ここまで4ゴール1アシスト(2018年2月6日現在)とまだまだ発展途上だ。

 2017年5月に行われたFIFA U-20ワールドカップでの活躍も記憶に新しいので今後の代表を背負って立つ存在になるかもしれない。また現代表に左足キッカーの選手が少ないということもあり推薦したい選手の1人だ。

◆鈴木大輔選手

 ロンドン五輪代表。スペイン2部リーグのタラゴナ所属。2016年1月に柏レイソルを退団し、スペインリーグへの挑戦が始まって現在は3シーズン目を迎えている。

 クラブチームではセンターバックとしてコンスタントに出場している。一時期は右サイドバックで起用されていた期間もあり、最終ラインのユーティリティープレーヤーにもなれる。

 ロンドン五輪では吉田麻也選手とセンターバックでコンビを組んでいたので連携面も心配ないだろう。本職のセンターバックは吉田選手しか海外でプレーしていないので、特に招集を考えてもらいたい選手の1人だ。

□あとがき

 上記に挙げた3選手は、チームでコンスタントに試合に出場していて結果も残している。それぞれ今の代表に足りない要素を持っている選手だと思うが、監督の判断はいかに…。

 2017年11月のヨーロッパ遠征で、本田圭佑選手、岡崎慎司選手、香川真司選手といったこれまで代表を支えてきた選手達が落選した。確かに当時はコンディションがイマイチだったことは否定できないが、現在はコンディションを上げてきている。常連メンバーの復帰があるのかにも合わせて注目したい。

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