日本代表:2018ロシアW杯特集(28)ハリルホジッチ氏が続投だったら~妄想シミュレーション~

 5月30日のガーナ戦のメンバーが発表され、西野ジャパンの27名が公開となった。

 個人的な感想はハリルホジッチ氏の監督時代と大枠で見れば、メンバー構成はそこまで大差はない印象を受けた。

 仮にハリルホジッチ氏が続投だったら…そんなテーマで考えてみた。

西野ジャパン

※5月30日ガーナ戦招集メンバー27名
※選手名敬称略

[GK] 川島永嗣(メス/フランス)
東口順昭(ガンバ大阪/日本)
中村航輔(柏レイソル/日本)

[DF] 長友佑都(ガラタサライ/トルコ)
槙野智章(浦和レッズ/日本)
吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)
酒井宏樹(マルセイユ/フランス)
酒井高徳(ハンブルガーSV/ドイツ)
昌子源(鹿島アントラーズ/日本)
遠藤航(浦和レッズ/日本)
植田直通(鹿島アントラーズ/日本)

[MF] 長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)
青山敏弘(サンフレッチェ広島/日本)
本田圭佑(パチューカ/メキシコ)
乾貴士(エイバル/スペイン)
香川真司(ドルトムント/ドイツ)
山口蛍(セレッソ大阪/日本)
原口元気(デュセルドルフ/ドイツ)
宇佐美貴史(デュセルドルフ/ドイツ)
柴崎岳(ヘタフェ/スペイン)
大島僚太(川崎フロンターレ/日本)
三竿健斗(鹿島アントラーズ/日本)
井手口陽介(レオネサ/スペイン)

[FW] 岡崎慎司(レスター/イングランド)
大迫勇也(ケルン⇒ブレーメン/ドイツ)
武藤嘉紀(マインツ/ドイツ)
浅野拓磨(シュツットガルト/ドイツ)

編集長の視点

 香川選手、吉田選手、酒井宏樹選手が怪我から復帰。所属チームで出場機会を失っている浅野選手、井手口選手の招集。代表を外れていた、岡崎選手、乾選手、武藤選手が復帰した。

 久しぶりの招集となった青山選手がサプライズとなっているが、J1で首位を走るサンフレッチェ広島の中心選手なのである意味順当ではないだろうか。

ハリルジャパン

※2018年3月、マリ、ウクライナとの親善試合招集メンバー26名
※選手名敬称略

[GK] 川島永嗣(メス/フランス)
東口順昭(ガンバ大阪/日本)
中村航輔(柏レイソル/日本)

[DF] 長友佑都(ガラタサライ/トルコ)
槙野智章(浦和レッズ/日本)
森重真人(FC東京/日本)
宇賀神友弥(浦和レッズ/日本)
車屋紳太郎(川崎フロンターレ/日本)
昌子源(鹿島アントラーズ/日本)
遠藤航(浦和レッズ/日本)
植田直通(鹿島アントラーズ/日本)
※追加召集:酒井高徳(ハンブルガーSV/ドイツ)
※怪我のため辞退:酒井宏樹(マルセイユ/フランス)

[MF] 長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)
山口蛍(セレッソ大阪/日本)
森岡亮太(アンデルレヒト/ベルギー)
柴崎岳(ヘタフェ/スペイン)
大島僚太(川崎フロンターレ/日本)
三竿健斗(鹿島アントラーズ/日本)

[FW] 本田圭佑(パチューカ/メキシコ)
小林悠(川崎フロンターレ/日本)
大迫勇也(ケルン⇒ブレーメン/ドイツ)
原口元気(デュセルドルフ/ドイツ)
杉本健勇(セレッソ大阪/日本)
宇佐美貴史(デュセルドルフ/ドイツ)
久保裕也(ヘント/ベルギー)
中島翔哉(ポルティモネンセ/ポルトガル)

妄想シミュレーション

 もし、ハリルホジッチ氏が監督続投になっていたらを考える。

 大枠で考えるとそこまで大きな変更はなかっただろ。メディアやファンの間では、これまで代表の顔でもあった選手が選ばれるかどうかには注目が集まったと思う。

 DFは、怪我で離脱していた吉田選手と酒井宏樹選手は順当に復帰していただろう。

 MFは、怪我で離脱していた香川選手がメンバー復帰。ただしコンディション次第では、23人の枠に入ってもスタメンは難しかったかもしれない。

 FWの岡崎選手も香川選手と同じ。しかし、怪我からの回復次第という部分も大きいが、23人枠についてはコンディション次第で判断された可能性が高い。

 ロシアW杯出場を決めた後、本田選手、岡崎選手、香川選手が代表メンバーから外れた。この3選手は既に戦力として計算できるから、視察して気になった選手を招集して試したのだと思っている。

 ちょうどこのころは3選手ともコンディション面で不安があり、クラブチームでの活動に集中してもらい調子を戻す必要があった。実際に本田選手、岡崎選手、香川選手の2017年11月から2018年2月にかけて、クラブでの活躍はもはや説明不要だ。コロンビア、セネガル、ポーランド。と戦う上で、ハリルホジッチ氏のプランに必要だったら間違いなく招集していただろう。

 一方で守備陣に大きな変更が無かったのは、連携面を高める作業がW杯までに必要だったから。2017年11月、ブラジル、ベルギーとの親善試合で先発だったディフェンス陣は、何もなければW杯出場はほぼ確定だったと見ている。

 問題は所属チームで出番を失っていた浅野選手と井手口選手について。

 国内組や若手を積極的に招集して最適解を探した結果、代わりになる選手が見当たらなかったら予備登録メンバーには入っていただろう。そして合宿に呼んで、自分の目で最終確認をしていただろう。

ハリルホジッチ氏が選んでいた予備登録メンバー35名を予想

※妄想シミュレーション(2018年4月時点での考察)
※選手名敬称略。

[GK] 川島永嗣(メス/フランス)
西川周作(浦和レッズ/日本)
東口順昭(ガンバ大阪/日本)
中村航輔(柏レイソル/日本)

[DF] 長友佑都(ガラタサライ/トルコ)
槙野智章(浦和レッズ/日本)
森重真人(FC東京/日本)
吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)
酒井宏樹(マルセイユ/フランス)
酒井高徳(ハンブルガーSV/ドイツ)
車屋紳太郎(川崎フロンターレ/日本)
昌子源(鹿島アントラーズ/日本)
遠藤航(浦和レッズ/日本)
植田直通(鹿島アントラーズ/日本)

[MF] 今野泰幸(ガンバ大阪/日本)
長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)
香川真司(ドルトムント/ドイツ)
清武弘嗣(セレッソ大阪/日本)
山口蛍(セレッソ大阪/日本)
森岡亮太(アンデルレヒト/ベルギー)
柴崎岳(ヘタフェ/スペイン)
大島僚太(川崎フロンターレ/日本)
三竿健斗(鹿島アントラーズ/日本)
井手口陽介(レオネサ/スペイン)

[FW] 岡崎慎司(レスター/イングランド)
本田圭佑(パチューカ/メキシコ)
小林悠(川崎フロンターレ/日本)
乾貴士(エイバル/スペイン)
大迫勇也(ケルン⇒ブレーメン/ドイツ)
原口元気(デュセルドルフ/ドイツ)
宇佐美貴史(デュセルドルフ/ドイツ)
武藤嘉紀(マインツ/ドイツ)
浅野拓磨(シュツットガルト/ドイツ)
久保裕也(ヘント/ベルギー)
中島翔哉(ポルティモネンセ/ポルトガル)

 本大会メンバー23名は、その時コンディションの良い選手が中心になっていたのではないか。どんな23名になって、どのような戦術になっていたか、その答え合わせはもう叶わない。

 妄想で私に予想できるのは、ここまでだ。

あとがき

 比べてみると西野監督が発表したメンバーとほとんど遜色がないようだ。ハリルホジッチ氏をわざわざ解任した意味は試合を観てみないとわからない。5月30日のガーナ戦はそういう意味でも注目の一戦になる。

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