日本代表:2018ロシアW杯特集(10)W杯開幕まであと3か月

 ワールドカップイヤー、日本代表の初戦を迎える3月。Jリーグは新シーズン開幕。欧州リーグは終盤戦に差し掛かり、ここのところ毎日サッカーの試合を観ている気がする(ライブで観れない試合は見逃し配信を使ったフルまたはハイライト)

 そんな中、3月下旬に行われるサッカー日本代表の国際親善試合はW杯前の大切な試合だから特に楽しみだ。この時期のヨーロッパ遠征がより良いものになってほしいと期待している。

 だが、最近目にする記事や耳に入る情報について気になることも増えてきた。W杯前に起こる特異な雰囲気だ。その部分を踏まえ今回のコラムは親善試合のマッチメイクや監督の動向、そしてW杯前だけ異様な盛り上がりを見せる無責任なメディアへの警鐘を書いている。

W杯に向けて親善試合のマッチメイクについて

ロシアW杯までの親善試合の日程が決定した。

3月23日(金):マリ
3月27日(火):ウクライナ
5月30日(水):未定
6月 8日(金):スイス
6月12日(火):パラグアイ

3月にベルギーで行われる国際親善試合のキックオフ時間は下記の通りである。
・マリ代表
→日本時間21時20分キックオフ(現地時間13時20分)

・ウクライナ代表
→日本時間21時20分キックオフ(現地時間14時20分)

 ワールドカップで対戦する相手国を想定したマッチメイクになるので、3月に行われる2試合の立ち位置は、マリが仮想セネガル。ウクライナが仮想ポーランド。となる。

 主催が日本サッカー協会なので、日本で1番視聴率が取れると見込んだ時間帯でのキックオフを指定したのかと最初は思ってしまったが、どうやらW杯本番を見据えた試合開始時間になっているようだ。

 グループリーグ初戦のコロンビア戦は、現地時間15時、日本時間21時キックオフなので今回の親善試合のようなタイムスケジュールになるのではないかと予想できる。ちなみにセネガル戦は、現地時間20時、日本時間0時キックオフ。ポーランド戦は、現地時間17時、日本時間23時キックオフとなっている。

 ただ欲を言えば、2試合とも同時刻(日本時間21時20分)キックオフではなく、日本時間23時または0時キックオフもシミュレーションしておいても良かったのではないか?と思ってしまう。

 マッチメイクした対戦相手についても気になるところがある。5月に行われるスイスも仮想ポーランド。W杯までにヨーロッパ勢と2試合は決定したことになる。日本代表はヨーロッパの国とはそこまで相性は悪くはないが、ポーランドと対戦するのはグループリーグ最終戦。そこまでに2連敗していればヨーロッパのチームと行った親善試合は意味のないものになる可能性もある。

 W杯前にパラグアイと親善試合を行うのでこの試合が仮想コロンビアとなるが、南米とのマッチメイクがこの1試合しか組まれていないのは問題だ。個人的にはウルグアイやチリと試合を組んでほしかった。現在、5月に開催される親善試合の対戦国は決まっていないが、仮に南米のチームに決まったとした場合、日本開催の試合ということなのでベストメンバーが来日するとは考えにくい。ましてや欧州リーグはシーズンを終えたばかりで、W杯を見据えて主力選手を温存する可能性も十分にあり得る。

 2014ブラジルワールドカップにてコロンビアに惨敗した試合を忘れてしまったのだろうか??1番大事な初戦にもっと力を入れて事前に対策を取る必要があると思うのだが。日本代表が南米チームに弱いというデータも存在するというのに…。

【関連記事】
日本代表:2018ロシアW杯特集(5)日本代表は南米チームに弱いのは本当か?

親善試合に向けて気になる監督の動向

 2018年になり、ワールドカップイヤーにも関わらず、ハリルホジッチ監督の話題が出てこないのはどうやら来日していなかっただけのようだ。

【ハリルホジッチ監督視察3試合】
・川崎-湘南
・鹿島-G大阪
・浦和-広島

 3月2日~4日にかけて1試合ずつ視察に訪れたようだが、国内組からはこのチームから選出される可能性が高いのかもしれない。

 この時期になると試合で良いプレーをした選手が、ここまで代表とは無縁であっても代表候補として注目される。彗星のごとく現れた勢いのある若手選手に対しては、無責任なメディアによって「代表初選出か!?」と記事に踊らされることになるだろう。サッカー日本代表選手もオリンピックメダリストと扱いは変わらない。

 本大会メンバーでサプライズ招集はあっても1名ぐらいだ。ただし、その1名でこれまでの代表チームのコンセプトが大きく変わることはない。23人のメンバーの中の1人だということだ。

 監督が誰を選ぶかは気になって仕方ないし、ここまで予想が難しいのは日韓W杯の時に監督だったトルシエ氏以来だ。

あとがき

 日本代表戦が近くなると「本田圭佑」という見出しの記事をよく見る。

【気になったタイトル(※リンクは貼っていません)】
・本田圭佑 3月遠征も招集外か ハリルホジッチ監督「代表は誰かのものではない」
・ハリル監督、ベルギー遠征メンバーに浅野&井手口「呼ばない」本田も選外か
・本田圭佑、香川真司を押しのけて、ロシアW杯に行ける攻撃的MFは誰だ

 悪意のあるタイトルの数々に少しガッカリすると同時に本田選手には同情してしまう。香川選手は現在怪我をしているので、タイトルに名前が使われてた記事はまだ少ないが、あのままドルトムントで好調をキープしていたら無責任なメディアによって同じような扱いを受けていただろう。

 「私は本田選手が代表復帰するのかどうかは全く気になりません」と書いたら嘘になる。

 パチューカで好調をキープし、リーグ戦ではゴールにアシストを量産している。代表復帰しても良い十分な実績を作っているので、あとは3月の遠征メンバー発表を待つだけではないのだろうか。

 本田選手は無責任なメディアのおもちゃではない。W杯2大会連続でゴールを決めた日本を代表する選手の1人である。だから今の代表にはどうしても必要な選手なんだ。本田選手の代わりになる選手はまだ出てきていないのだから。

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