【号外】日本代表:2018ロシアW杯特集(13)3月親善試合に挑む代表メンバー発表を総評

 3月15日15時から、3月にベルギーで行われる国際親善試合に挑む日本代表メンバー26名の発表が行われました。3月23日にマリ代表。3月27日にウクライナ代表とベルギーで対戦します。

 本日発表された日本代表メンバーは「【速報】日本代表:2018ロシアW杯特集(12)3月親善試合招集メンバー発表」から確認してください。

FOOTBALL NOTE 編集長による総評

※参考までに、3月13日に掲載した編集長の予想メンバーは「日本代表:2018ロシアW杯特集(11)3月親善試合招集メンバーを勝手に予想」から見れます。正式発表されたメンバーと若干ズレがありますが、事前予想したメンバーリストの方が可能性を感じませんか?(笑)

『今回の代表戦のメンバー選考は、ベルギーで行われる国際親善試合ということで、これまであまり呼ばれていない海外組を招集して現在の状態を確認する。Jリーグは開幕して、リーグ戦にACLまたはルヴァン杯で1週間に2試合をこなす過密日程ということもあり、国内組は限定的になる』

 という2点で予想していましたが、結果として「ハリルホジッチ監督の選考にブレはなかった」ということが証明されてしまった。

 私の中で、2017年11月のブラジル、ベルギーとの国際親善試合。2017年12月のE-1選手権。この時の悪い試合のイメージが一瞬フラッシュバックした。選考メンバー、会見での発言など気になるところが満載だったが、取り上げるテーマを3つに絞って本日行われた3月の国際親善試合に挑む日本代表代表メンバー発表を振り返ることにする。

1.発表会見を見て思ったこと

 発表方法について。会見を映像で見ていた方の中には気づかれた方もいらっしゃると思いますが、ゴールキーパーを除くフィールドプレーヤーに関しては、ポジションごとにカテゴリ分けをされていたようだった。

※以下、ポジション別カテゴリ分け(選手名敬称略)

<DF>

[右サイドバック]
酒井宏樹、遠藤航
[左サイドバック]
長友佑都、車屋紳太郎、宇賀神友弥
[センターバック]
槙野智章、森重真人、昌子源、植田直通

<MF>

[守備的MF]
長谷部誠、山口蛍、三竿健斗
[攻撃的MF]
森岡亮太、柴崎岳、大島僚太

<FW>

[右ウィング]
本田圭佑、久保裕也
[左ウィング]
原口元気、宇佐美貴史、中島翔哉
[ワントップ]
小林悠、大迫勇也、杉本健勇

 プレゼンテーションの1つかもしれないが、上記のカテゴリ分け通りなら日本代表のフォーメーションは「4-3-3」がベースで、場合によっては「4-2-3-1」と予測ができる。

 そうなると日本代表フォーメーション論は不毛な議論となってしまう。対戦相手によっては5バック、2トップなど様々なバリエーションをあーだこーだ議論しながら、徐々にテンションを高めていきながらW杯を楽しみに待つファン・サポーターもいると思うが、今回のメンバー構成で現状維持のカタチが見えて残念な気持ちになった。

 少なくともマリ代表、ウクライナ代表との親善試合に関しては、フォーメーションの議論はする必要はないだろう。発表されたメンバーを見てスタメンもなんとなく予想できるが、親善試合のスタメン予想については後日掲載する。

【疑問1】
監督は選手を自分のフォーメーションに置く駒だと思っていませんか?

2.会見中のコメントを聞いて思ったこと

 メンバー発表前に、浅野選手、井手口選手がリストに入っていないことを公言した。なぜなら所属クラブで出場機会を失っているから。ハリルホジッチ監督は就任当初から試合に出ていないメンバーは海外組であろうと代表戦には呼ばないと。と発言しながら試合に出れていない選手もW杯最終予選で何人か招集していた時期もあるので、信憑性には欠けると思っておいた方が良いでしょう。

 ロシアW杯出場を決めた試合で活躍した浅野選手と井手口選手ですが、このまま出場機会を得られないとW杯は難しいと、公式に注意を与えた印象を受けました。つまり両選手に関しては、クラブで試合に出れていれば「代表入りは間違いない」と捉えることもできる発言だったとみています。

 またメンバー発表中に、怪我の香川選手、吉田選手、清武選手などの具体名を出していたのは、怪我がなければ選出候補に入っていたという意味として捉えることができるが定かではない。

【疑問2】
もう監督の中では15人くらいはW杯本大会へ連れていくメンバーは決まっているのではないでしょうか?

3.乾選手選外の衝撃

 今回のメンバー発表で1番衝撃を受けたのが乾選手が選外になったことだ。私の予想メンバーにも宇佐美選手の復帰を予想していたが、それはあくまで右サイドでの起用を考えたからである。左サイドの候補は原口選手と乾選手。そこに中島選手が入るのでは?という予想だった。上記に記載したポジションごとのカテゴリ分け表にもあるように、宇佐美選手は左サイドで起用されるということなのだろう。

 乾選手の選外は受け入れられない。前述したように、外れた選手について発表中にフォローがなかったのは乾選手と岡崎選手だった。質問の中で会場にいた記者が両選手の名前を出して選外の理由を聞いたときに、回答はしていたが納得は出来なかった。

 私の予想でも岡崎選手は怪我から復帰したばかりで今回は厳しいと見ていた。まだW杯まで時間はあるので、所属クラブでコンディションを上げてもらいたいと願っていたこともあり、岡崎選手の今回の選外は納得せざるを得ない。

 乾選手についても一時期は怪我をしたという情報も流れたが、先日行われたリーグ戦でも後半42分までプレーしているし負傷交代でもなかった。負傷していないのであれば外れる理由がわからない。

 また、これまで常に代表に招集されていた酒井高徳選手も選外となった。両サイドバックに加えボランチ、時にはセンターバックまでこなせる守備のユーティリティプレイヤーだから当然選ばれると思っていたが、このあたりの選考にも疑問が残った。

【疑問3】
国内組、海外組問わず代表選出の明確な選考基準はありますか?

あとがき

「選手選考において全員が納得できるものはない」という前提は理解しているつもりだ。

 私の中でも今回の選考に納得できなかった部分はある。しかし、どんな状況でも「サッカー日本代表を応援する」という信念はファン・サポーターの1人として曲げるわけにはいかない。

 コラムの文中に今回の選考において3つの疑問点を挙げた。この疑問1~3については、引き続き経過観察が必要だと思っている。それを証明できるのは実際に試合を観て判断することだから、まずは3月23日の試合でどういう内容になるか注目したい。

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