【2018ロシアW杯】サッカー日本代表の歩む道(監督編)

 サッカー日本代表のベルギー遠征でのマリ、ウクライナとの2試合は1分1敗と消化不良の内容となった。選手選考から試合での采配を考えるとW杯前に解任論がどこかで出るのではと予想はできた。「日本メディアが好む監督ではない」というのは確かだが、それと代表の試合内容とは全く関係がない。

 しかし、今のサッカー日本代表において監督を変えるだけで全て問題が解決するのだろうか?今回のコラムはロシアW杯までサッカー日本代表の歩む道を間違わないため道標になればと思っている。

ハリルホジッチ監督解任案が出る

 W杯まで残り3か月を切った今の時期では現実的でないが、解任論が出ているのは確かだ。ヤフートップにも掲載されていたし、そういう声が全くないのも逆に不自然なので、まあそうなったかという印象だ。

 ハリルホジッチ監督解任論は出てしまったが、日本サッカー協会も続投を名言したので、ハリル監督本人が辞任しなれけば交代はないと見ている。本人もW杯終了までの契約と公言し、別のチームからオファーが来ていることも認めているが、仕事はしっかりしてくれると信じている。

 オーストラリアとサウジアラビアがロシアW杯本大会進出を決めたあとに、代表監督が代わってしまった。

 前オーストラリア代表監督はW杯進出決定後の電撃辞任だったので、それまでの過程に問題があったとしかないが、サウジアラビアはある意味内部分裂に近い監督交代劇だったようだ。

※3月の国際親善試合の結果
(オーストラリア)
ノルウェー 4-1 オーストラリア
コロンビア 0-0 オーストラリア

(サウジアラビア)
サウジアラビア 1-1 ウクライナ
ベルギー 4-0 サウジアラビア

 判断材料は少ないが、この結果を踏まえチームとして劇的に良くなったといえるのだろうか。監督を変えれば全て解決するとは断言できない。

日本代表の戦績と一緒に振り返る

 昔の記憶をたどっていくと、W杯本大会を迎える3か月くらい前から少なからず監督解任論は出ているように記憶している。

 それは事前の試合の成績との関係性が全くないところでだ。ここ最近のW杯2大会直前の試合戦績と共に振り返って検証する。

2014ブラジルW杯前の日本代表

【ザッケローニ監督時代の戦績】

2013年 スコア 対戦国
10月11日 ●0-2 セルビア
10月15日 ●0-1 ベラルーシ
11月16日 △2-2 オランダ
11月19日 〇3-2 ベルギー

 

2014年 スコア 対戦国
3月5日 〇4-2 ニュージーランド
5月27日 〇1-0 キプロス
6月2日 〇3-1 コスタリカ
6月6日 〇4-3 ザンビア

2010南アフリカW杯前の日本代表

【岡田監督時代の戦績】

2010年 スコア 対戦国
4月7日 ●0-1 セルビア
5月24日 ●0-2 韓国
5月30日 ●1-2 イングランド
6月4日 ●0-2 コートジボワール

FOOTBALL NOTE編集長の考察

 当時のことを思い返しながら書いているが、岡田監督の時は本当に解任はあると思っていた。続投で決まった後は皆さんご存知の通り、グループリーグ初戦で大胆な選手起用で、2勝1敗で決勝トーナメント進出を果たした。

 このあとから代表人気が再燃した。盛り上がりは自国開催となった2002年を凌ぐ勢いだった。

 岡田監督の後を引き継いたザッケローニ監督時代はまさにサッカー日本代表の人気は絶頂期だった。アジア制覇。親善試合ではアルゼンチン、フランス、ベルギーを撃破。W杯でのグループリーグ突破は固い。ベスト8も夢ではない・・・本当にそう思わせてくれるチームだった。しかし結果は1分2敗でグループリーグ敗退となった。

代表チームの人気度とW杯の成績は比例しない。
W杯本大会直前の親善試合の結果は参考にならない。

 この2つの仮説が正しいなら残り約2か月となった今、監督交代を行うのはあまりにもリスクが高すぎる。今まで作ってきたチームを根本的に崩すことは、チームの空中分解を意味するのではないか。

『私の結論は、ロシアW杯まではハリルホジッチ監督続投だ』

※仮に解任となった場合の次期監督候補

 この時期は外部からの招聘は厳しいので、手倉森コーチの内部昇格しかないだろう。しかしこれはあくまで消去法であって、他の候補者が見当たらない苦渋の結論だ。

 私はブラジルW杯でグループリーグ敗退となってしまったが、ザッケローニ監督続投の数少ない賛成派の1人だったので、仮に緊急事態となれば矢野通訳とともに戻ってきてくれたら嬉しいが、ザックさんはUAE代表監督に就任してしまったので現実的ではない。

あとがき

 W杯大会期間中に突然ダメになった国もあった。

 2010年南アフリカ大会、フランス代表が選手の造反で監督の指示を無視したことで内部分裂が起こり、グループリーグで姿を消した。

 2016年のユーロで準優勝し、2018年ロシアW杯は優勝候補の1角まで叫ばれるようになったが、1度壊れたチームを立て直すのは強豪国でもここまで時間がかかる。

 日本人の国民性を考えると、この時のフランス代表と同じような事態は起こらないと信じているが、マスメディアがそちらの方向へ誘導しているような悪意のあるタイトル記事がチラホラ出てきていることが気になって仕方がない。

 代表監督に批判はつきものだが、ロシアW杯を無事終えるまで、日本チームが空中分解しないようにまとめてもらいたい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です