日本代表:2018ロシアW杯特集(25)若手選手の招集はあるのか?

 いよいよ来週には、ロシアW杯予備登録メンバーの35人が発表される。

 前回の記事【日本代表:2018ロシアW杯特集(24)日本代表の救世主とは?】で日本代表の救世主として「ベテラン選手」を取り上げた。

 今回のテーマは救世主となる若手選手について考えたい。

 日本代表(A代表)のW杯の歴史において、若手選手のメンバー入りしたサプライズは、初出場となった1998年フランスW杯までさかのぼる。当時18歳だった小野伸二選手(現.コンサドーレ札幌)がサプライズでメンバー入りとなったことがある。

 今の若い選手の中には、A代表に招集されても活躍が期待できる選手が増えてきている。Jリーグでも10代の選手が躍動しているように、海外の1部リーグで主力としている選手も出てきている。若手選手でロシアW杯代表メンバー入りへこの3名を推薦したい。

FOOTBALL NOTE編集長推薦の3選手

堂安律(フローニンゲン/オランダ1部)/ ポジション:MF / 19歳

伊藤達哉(ハンブルガーSV/ドイツ1部)/ ポジション:MF / 20歳

久保建英(FC東京/Jリーグ1部)/ ポジション:MF / 16歳

(※敬称略。年齢は2018年5月8日現在のもの)

招集の意図

 ラージリストには十分に入る可能性もあると考えている。ブラジルW杯の主力メンバーがある程度残っている現状を考えると、23人の枠の中に若い世代の選手が1名は必要だ。

 ただし、今後のために若手にW杯を経験させるために1枠与えるのではない。もし選ばれたのならスタメンの枠を1つ奪うくらいの活躍を期待したい。その時初めて本当のサプライズになる。

 現在のフットボールにおいて、ワールドクラスといえる選手の代表格といえば、この2選手だろう。

レアル・マドリードのクリスティアーノ・ロナウド選手

バルセロナのリオネル・メッシ選手

 ロナウド選手は2003年8月に18歳でA代表デビュー。2004年の自国開催となったユーロ2004に19歳で出場。2006年ドイツW杯に出場した時は21歳だった。

 メッシ選手は2005年8月に18歳でA代表デビュー。2006年ドイツW杯に出場した時は18歳で、大会期間中に19歳を迎えている。

 世界のフットボールからみても18歳を過ぎれば、W杯メンバー入りをしても何ら不思議ではない。若くて勢いのある選手が23人枠の中に入れば、新たな化学反応が起こる可能性もある。または4年後の主力メンバーとしての期待も膨らむだろう。

あとがき

 もし23人の枠の中に入るとすれば、堂安選手が選ばれそうな予感はしている。

 2017年5月に開催されたFIFA U-20ワールドカップで活躍し、ガンバ大阪から移籍したオランダ1部のフローニンゲンでも9ゴールと結果を残した。伊藤選手、久保選手と比べた場合に頭1つ抜け出している印象を持っている。

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