マッチレポートについては「2018ロシアW杯:日本対ポーランド/マッチレポート(45)」をご覧ください。
ポーランド戦レビュー
日本代表 0-1 ポーランド代表
[フォーメーション:4-4-2] ===================(4-4-2)
岡崎慎司 武藤嘉紀
宇佐美貴史 酒井高徳
柴崎岳 山口蛍
長友佑都 槙野智章 吉田麻也 酒井宏樹
川島永嗣
【交代】
後半 2分;岡崎慎司⇔大迫勇也
後半20分;宇佐美貴史⇔乾貴士
後半37分;長谷部誠⇔武藤嘉紀
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【編集長の視点と分析】
当日の朝、日本メディアの情報でセネガル戦から先発メンバーが6人代わるという情報が飛び込んできた。
情報戦も含めてのことだろうと安易に考えていたら、発表されたスタメンを見てビックリした。
情報ダダ漏れじゃねぇか!!
日本はまだこの時点で決勝トーナメント進出が決まっていない。敗退の可能性も残っている。2試合終わってグループ首位に立っているだけ。ポーランド戦は消化試合ではない。日本のメディアがグループリーグを突破した雰囲気を出しているのに違和感を感じていた。
前日、ドイツ対韓国の試合を観て思ったのは、最終戦は何が起こるかわからない。私は、日本の前半の入り方、特に最初の15分間は注目してみていた。
メンバーが変わったことで多少バタバタした時間帯もあったが、前半をスコアレスで折り返せたのは及第点だと思う。それでも、コロンビア、セネガルとの試合で見せた勢いは日本チームに無かった。
おそらくゲームプランとしては引き分けでOKという感じで入っていたのではないかと思っている。最低でも1対0の負けまでなら…というところまでプランに入っていたかもしれない。
最終戦、試合開始前の日本の敗退条件は『日本がポーランドに負けて、コロンビアとセネガルが引き分けた場合』のみだった。
データ分析が得意な戦略家なら、勝ち点、総得点、得失点、フェアプレーポイントの全パターンを把握して、ゲームプランを考えるだろう。
他力本願になるが、コロンビアがセネガルの結果が引き分け以外なら、日本の決勝トーナメント進出の可能性はあった。そこまで考えてサッカーが出来るのかは別途検証が必要となるが…。
1点ビハインドの後半40分から最終ラインでボール回しをして時間を稼ぐことになったが、ポーランドが2連敗で最終戦を前に敗退が決まっていなかったら、同じ展開はならなかっただろう。これが前提条件であることを忘れてはならない。
ポーランドが1対0で勝っている状況で、普通なら負けている日本が攻めてくるのに、このままのスコアならコロンビアがセネガルに勝利すれば、日本は決勝トーナメントに進める。
結果論だが、ポーランドは3連敗での敗退を免れ、日本は試合には負けたが決勝トーナメント進出が決まった。
どちらにとっても最終戦に限って言えばベストな結末に落ち着いたのではないだろうか。
「試合に負けて、勝負に勝った」このヒトコトに尽きる。
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