11月16日にベネズエラ代表、11月20日にキルギス代表と対戦する日本代表。
この2試合に挑む招集メンバーが発表された。
目次
招集メンバー
※11月16日にベネズエラ代表、11月20日にキルギス代表と対戦する日本代表メンバーのリスト。
選手名敬称略。
[GK]
東口順昭(ガンバ大阪)
権田修一(サガン鳥栖)
シュミット・ダニエル(ベガルタ仙台)
[DF]
槙野智章(浦和レッズ)
吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)
佐々木翔(サンフレッチェ広島)
酒井宏樹(マルセイユ/フランス)
山中亮輔(横浜F・マリノス)
室屋成 (FC東京)
三浦弦太(ガンバ大阪)
冨安健洋(シントトロイデン/ベルギー)
[MF]
青山敏弘(サンフレッチェ広島)
原口元気(ハノーファー/ドイツ)
柴崎岳 (ヘタフェ/スペイン)
遠藤航 (シントトロイデン/ベルギー)
伊東純也(柏レイソル)
中島翔哉(ポルティモネンセ/ポルトガル)
南野拓実(ザルツブルク/オーストリア)
三竿健斗(鹿島アントラーズ)
堂安律 (フローニンゲン/オランダ)
[FW]
大迫勇也(ブレーメン/ドイツ)
鈴木優磨(鹿島アントラーズ)
北川航也(清水エスパルス)
編集長の視点
あまり驚きのない招集メンバーとなった。
ウルグアイとの一戦を振り返ってもメンバーを入れ替える必要はあまり感じていなかったので、怪我でもない限り大きな変化はないと予測はできた。
ベネズエラ戦、キルギス戦を通して、ウルグアイ戦で見せたサッカーがたまたまだったのか、それとも100%の出来だったのか、を見極めたいと思っている。
気になるのは不動の左サイドバックだった長友佑都選手の代役探し。
肺気胸ということで復帰時期が未定のため、2019年1月に開催されるアジアカップへの出場も微妙となっている。
ウルグアイ戦を見る限り、サイドバックが中盤の選手を追い越して攻撃参加する場面も多かった。
右サイドバックの酒井選手、室屋選手はどちらが出場しても同じようにチームプランを実行していたように見ているが、左サイドバックの長友選手と佐々木選手が同じようなプレーをしていたとは思えなかった…。
選手それぞれにプレーの特徴があるのは当然だが、代表チームという特殊な空間でチームコンセプトに合ったプレーをする必要はある。
長友選手の偉大さを改めて実感している。
左サイドバックのポジションということで、横浜F・マリノスの山中亮輔選手がA代表初招集となった。
左足から繰り出されるフリーキックやミドルシュートが印象的な選手だが、長友選手のよう豊富な運動量で勝負するタイプではないように見ている。
山中選手はU23で左サイドバックの1番手だったが、怪我のためリオ五輪メンバーに選出されなかった苦い経験もあるので、巡ってきたチャンスを掴んでもらいたい。そのためには守備面で代表チームにフィットできるかがポイントになる。
そして左サイドでコンビを組むことが予想される中島選手との連携。
同時起用が実現したらリオ五輪アジア最終予選以来になるが、あの時から成長した姿をフル代表で見せることができるのだろうか。
中島選手、南野選手、室屋選手といったリオ五輪世代が主力として台頭してきているので、豊川雄太選手、植田直通選手の招集も期待していた。
現在ベルギーリーグで主力としての地位を少しずつだが確立しているので、所属クラブに専念ということだろうとプラスに捉えておきたい。
若手の台頭もありロシアW杯組の印象が薄れているように思われる方もいるかもしれないが、そんなことはない。
長友選手、吉田選手、大迫選手、酒井選手は既にチームには欠かせない存在になっている。
中盤の中島選手、南野選手、堂安選手があそこまでプレーできているのは、大迫選手のポストプレーがあるから。さらに長友選手、酒井選手の中盤を追い越す動きがサイドで数的優位を作って攻撃に勢いを持たせている。
守備の要として経験豊富な吉田選手がいる最終ラインがチーム全体を引き締めてくれている。
ウルグアイ戦での3失点は課題として残っているので、この2試合でどこまで改善されているかにも注目したい。
結果も大事だがアジアカップを前に内容も問われる試合となる。
不甲斐ないプレーがあれば、香川選手、乾選手の再招集も考えられるだろう。
国際親善試合だが、代表戦ということで消化試合ではない。
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