日本代表:Road to カタール(11)国際親善試合/ベネズエラ戦[2018.11.16]

 11月16日にベネズエラ代表、11月20日にキルギス代表と対戦する日本代表。
 怪我による辞退者もあり少しメンバー構成が変わった。

 今回の記事では、代表招集メンバーのおさらいとベネズエラ戦レビューをお届けする。

招集メンバー

※11月16日にベネズエラ代表、11月20日にキルギス代表と対戦する日本代表メンバーのリスト。
選手名敬称略

[GK]

東口順昭(ガンバ大阪)
権田修一(サガン鳥栖)
シュミット・ダニエル(ベガルタ仙台)

[DF]

槙野智章(浦和レッズ)
吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)
佐々木翔(サンフレッチェ広島)
酒井宏樹(マルセイユ/フランス)
山中亮輔(横浜F・マリノス)
室屋成 (FC東京)
三浦弦太(ガンバ大阪)
冨安健洋(シントトロイデン/ベルギー)

[MF]

青山敏弘(サンフレッチェ広島)
原口元気(ハノーファー/ドイツ)
柴崎岳 (ヘタフェ/スペイン)
遠藤航 (シントトロイデン/ベルギー)
伊東純也(柏レイソル)
中島翔哉(ポルティモネンセ/ポルトガル)
南野拓実(ザルツブルク/オーストリア)
三竿健斗(鹿島アントラーズ)
堂安律 (フローニンゲン/オランダ)

[FW]

大迫勇也(ブレーメン/ドイツ)
鈴木優磨(鹿島アントラーズ)
北川航也(清水エスパルス)

【怪我で辞退】
青山敏弘(サンフレッチェ広島)
鈴木優磨(鹿島アントラーズ)

【追加召集】
守田英正(川崎フロンターレ)
杉本健勇(セレッソ大阪)

ベネズエラ戦レビュー

日本代表 1-1 ベネズエラ代表

<スタジアム/現地情報>
スタジアム:大分スポーツ講演総合競技場
観客数  :33,364人
天候   :屋内
気温   :14℃
湿度   :75%

日本代表のフォーメーション

※選手名敬称略
()内は交代出場した選手

フォーメーション:4-2-3-1
===================

       大迫勇也
      (北川航也)

 中島翔哉  南野拓実  堂安律
(原口元気) (杉本健勇) (伊東純也)

     遠藤航  柴崎岳

佐々木翔 吉田麻也 冨安健洋 酒井宏樹

     シュミット・ダニエル

===================
【得点者】
前半39分;酒井宏樹

【編集長の考察】

 試合前にアクシデント発生。
 スタジアムへの道が大渋滞のためバスが進まず、選手の会場入りが大幅に遅れた。

 日本代表が会場に到着したのが18時49分。
 キックオフが19時30分予定となっていたが、定刻での開始となったため、ウォーミングアップが不十分な状態で試合開始を迎えることになった。

 なお、ベネズエラ代表チームは18時44分。審判団は18時45分に到着した。

 前半開始立ち上がりはゆっくりした展開。
 ウォーミングアップの時間が短縮された影響なのか観ていて気になった。

 前半が良かったのはベネズエラの方だろう。日本対策も効果的だったかな。
 先月ウルグアイに勝利したことがベネズエラを本気にさせたように思う。

 同じ南米予選を戦うライバル国がアウェー日本で敗れた。
 ウルグアイに勝利した日本とどれだけできるか。ベネズエラのモチベーションも高かったように感じた。

 試合を観る限り、南野選手には8番のリンコン選手がマンマーク気味についていたので、あまり自由にプレーさせてもらていなかった印象。

 中島選手には下がってボールを受けにいっても必ず1人はついていたし、ドリブルが始まると2人で囲む場面もあった。

 攻撃のキーマン2人を抑えつつ、全体的にベネズエラの前線が日本自陣の深い位置までボールを追いかけてきていた。
 日本のディフェンスラインとボランチの間でボールを奪われるとカウンターから失点するシーンは多いので、狙いどころとしては正しい。

 日本代表を応援しているつもりだが、今の日本代表に勝つためにはどのような戦略でいけば良いのか?ということをたまに考えてしまうことがある…。困ったクセだ。

 ベネズエラが優勢だったが、その中でも日本はチャンスを作っていた。
 堂安選手、中島選手とも決定的な場面があったので、決めていたらもっと楽な試合展開になっていたかもしれない。

 吉田選手からの縦パスがこの試合は攻撃のスイッチになっていたのは新しい発見。
 南野選手がウラに抜けてからの大迫選手へのセンタリングは、惜しくもパススピードが足りずベネズエラディフェンダーにカットされてしまったが、今まではあまりなかった攻撃のオプションで、今後も攻撃のカギになりそうだ。
 センターバックにもパス精度を求める時代になるかも。

 一方で、日本の武器であるサイド攻撃は封じられていた。
 サイドで数的優位を作りたくても、2対2の状態に持ち込まれてしまっていたので、スピードに乗った突破が難しかった。

 右サイドは堂安選手、酒井選手と仕掛けることができたが、左サイドは中島選手が孤軍奮闘状態だったのが気になった。
 中島選手が全体の上りを待っているかのようなボール運びをしている時も、左サイドバックの佐々木選手が中島選手を追い越してサポートする場面はなかった。
 高い位置は取っていても、裏のスペースへのフリーランがないと中島選手のドリブル効果が半減してしまう。長友選手不在の影響は攻撃面で大きかった。

 中島選手のフリーキックから酒井選手が合わせて日本が先制。
 その後ベネズエラがPKを決めて同点に追いつく試合展開だったが、日本の前線4選手(大迫選手、南野選手、中島選手、堂安選手)が交代となった後、日本の攻撃が停滞したのが気になった。

 その中でも原口選手、北川選手は少ないチャンスの中でも自分の特徴を出してプレーしていたが、先発組との差が明確になってしまった。
 ベンチメンバーの層はアジアカップに向けて課題になるだろう。

 解説の戸田和幸氏も発言していたのだが、プレー面で交代出場組と1番大きな違いは前線のプレス。
 大迫選手、南野選手は細かくポジションを変えながら、積極的にプレスをかけていた。
 そのプレスがなくなればベネズエラも自陣でボールを回しやすくなるから、日本は後手後手に回ることになったのは試合を観れば明らかだ。

 ただ、その中でも試合終盤まで見逃せない試合を選手は見せてくれた。
 親善試合でも1対1と同点の後半終盤にパワープレーで吉田選手を前線に残っていたのは、このチームの方向性を示しているように感じた。

ABOUTこの記事をかいた人

FOOTBALL NOTE編集長。1983年6月13日生まれ。岡山県出身。フットボールをテーマにした読者の知的好奇心を刺激するコンテンツ作りに着手し「FOOTBALL NOTE」を立ち上げる。コンセプトは「世界のフットボール情報がここにある」※お問い合わせはコチラからどうぞ