サッカーU-24日本代表/Road to 東京(9)国際親善試合/U-24アルゼンチン代表

東京五輪世代にとって、2020年1月に開催されたAFC U-23選手権(東京五輪アジア予選)以来、1年2ヶ月ぶりの代表活動となった。

フル代表と同様に感染症対策が取られていて、選手同士がコミュニケーションが取れるのはピッチ上だけ。それでもこの年代で揃うのは約1年ぶりなので、細かい部分での擦り合わせはフル代表よりも難しかったに違いない。

U-24アルゼンチン代表とは2試合行うことになっており、有意義なテストマッチにしてほしいし、招集された選手にとっては本番に向けてのアピールが必要だ。

日本時間3月26日に行われた一戦では、

3バックから4バックへのシステム変更について

久保選手、三苫選手は共存出来るのか?

この年代の海外組と国内組の融合について

この3つのポイントを中心に試合をを振り返る。

【編集長の考察】

3バックから4バックへのシステム変更

この年代は3バック(3-4-2-1)をベースにしていたが、4バックに変えてきた。
個人的には4バック(4-2-3-1)の方が機能しているように思えた。

日本全体を見てもウィングバックとシャドーの人材が代表レベルでは難しいと思えていたので、選手層の厚い2列目の人材を活かすには4バックで行く方が可能性はあるだろう。

そうなるとオーバーエイジで誰を招集するのかも注目される。4-2-3-1はフル代表の基本フォーメーションでもあるので、誰が入っても遜色ないパフォーマンスは見せれるはずだ。

久保選手と三苫選手の共存について

これについては、メディアが見出しで煽っていたので注目していたが、問題ないレベルだった。

久保選手と三苫選手の共存より、トップ下で久保選手がどこまで輝けるか。
昨年Jリーグでブレイクした三苫選手がスタメンで出た時にどこまでのプレーが見れるのかに私の注目は移っていた。

そもそも久保選手は右サイドを主戦としていたが、トップ下でも問題なくプレーできていた。
この試合の収穫はこの点に尽きる。右サイドには三好選手や、脳震盪の影響もあって招集辞退となった堂安選手も控えているので、2列目の構成については今後も注目していきたい。

三苫選手は昨年ブレイクしたとはいえ、途中出場が多かった印象を持っている。
スタメンでは今年が勝負の年になると見ているが、この試合では本来の良さがまだ出せなかったと思うので、次の試合での巻き返しに期待したい。

海外組と国内組との融合は?

選手間のコミュニケーション不足が露呈したように感じた。
ピッチ上で見るとパススピードの差でズレが出てたように、海外組と国内組では少し差があるように見えた。

若い選手は足元の技術は高く、ドリブルで積極的に仕掛けているのだけど、決定的なシーンを作り出せていないのは勿体無いと感じている。

またチームとして勝負強さがイマイチな印象を持っている。
海外組と国内組の融合以前にチームコンセプトを全員が共通理解できているのか判断が難しい場面もあった。フル代表の試合を見た翌日だったので、若さが前面に出た内容だったので修正は必要だ。

あとがき

U-24アルゼンチン代表の方がこの試合にかける強い思いを感じた。
前半からポストに阻まれてしまい得点こそ前半21分のガイチ選手のゴールのみだったが、90分を通して試合全体を支配していたように感じた。

中2日で行われる2試合目は真価が問われる一戦になる。
アルゼンチンのゴールラッシュになるのか、日本が修正して盛り返すのか。若い世代ならではの試合展開に期待したい。

マッチレビュー

U-24日本代表 0-1 U-24アルゼンチン代表

日本代表スターティングイレブン

【フォーメーション:4-2-3-1】

()内は交代出場した選手
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        田川亨介
       (食野亮太郎)

 三苫薫   久保建英   三好康児          
(相馬勇紀)         (林大地) 

    中山雄太   渡辺皓太

旗手怜央 板倉滉  渡辺剛 菅原由勢
(古賀太陽)
        大迫敬介

===================

【日本代表スタッツ】

ボール支配率 :55%
シュート数  :12本
枠内シュート : 2本
パス成功率  :81%(544本)
オフサイド  : 3回
フリーキック :15本
コーナーキック: 6本

【スタジアム/現地情報】

スタジアム:東京スタジアム
観客数  :8,416人
天候   :晴れ
気温   :13.3℃
湿度   :29%

招集メンバー

※選手名敬称略。

[GK]

1.大迫敬介(サンフレッチェ広島)
12.沖悠哉 (鹿島アントラーズ)
23.谷晃生 (湘南ベルマーレ)

[DF]

4.板倉滉 (フローニンゲン/オランダ)
5.渡辺剛 (FC東京)
15.町田浩樹(鹿島アントラーズ)
19.原輝綺 (清水エスパルス)
20.古賀太陽(柏レイソル)
22.瀬古歩夢(セレッソ大阪)
6.菅原由勢(AZ/オランダ)
21.中野伸哉(サガン鳥栖)

[MF]

3.中山雄太(ズウォレ/オランダ)
14.相馬勇紀(名古屋グランパス)
10.三好康児(アントワープ/ベルギー)
7.三笘薫 (川崎フロンターレ)
2.田中駿汰(北海道コンサドーレ札幌)
18.旗手怜央(川崎フロンターレ)
17.田中碧 (川崎フロンターレ)
16.渡辺皓太(横浜F・マリノス)
11.久保建英(ヘタフェ/スペイン)

[FW]

8.林大地  (サガン鳥栖)
9.食野亮太郎(リオ・アヴェ/ポルトガル)
13.田川亨介 (FC東京)

【辞退】

堂安律(ビーレフェルト/ドイツ)※体調不良

ABOUTこの記事をかいた人

FOOTBALL NOTE編集長。1983年6月13日生まれ。岡山県出身。フットボールをテーマにした読者の知的好奇心を刺激するコンテンツ作りに着手し「FOOTBALL NOTE」を立ち上げる。コンセプトは「世界のフットボール情報がここにある」※お問い合わせはコチラからどうぞ