サッカーU-24日本代表/Road to 東京(11)国際親善試合/U-24ガーナ代表マッチレポート

6月3日に当初予定が無かったA代表との強化試合を行い、中1日でU-24ガーナ代表との国際親善試合を迎えることになったU-24日本代表。

この試合の1番の注目は、現役世代とオーバーエイジ組の融合。現役世代は個々の能力の高さは見せているものの、どうも試合で全てを発揮出来ているとは思えない。

オーバーエイジとして、吉田麻也選手、酒井宏樹選手、遠藤航選手の3選手を招集したが、どういった化学反応を見せてくれるのだろうか。

マッチレポート

アフリカ予選で敗れ本大会出場を逃したU-24ガーナ代表を相手に仮想南アフリカの位置づけでマッチメイクされた試合だったが、そこまで強い相手とは思わなかった。

日本のゴールラッシュで大勝したが、今回の勝利はあまり参考にしない方が良いと感じる。肝心なのはオーバーエイジ3選手の重要性が増したことだ。

A代表でキャプテンを務め、U-24代表でもキャプテンマークを巻いてプレーした吉田麻也選手のリーダーシップは若い世代にとっては大きな存在となっていた。

特筆すべきは、後半26分に相手選手が田中碧選手に対してスパイクの刃を見せながら危険なタックルをしてきたプレーに対して、吉田選手が激怒したシーンだ。鬼気迫る表情での抗議は、圧勝ムードで緩んでいたチームの雰囲気を一気に引き締めた。

2020-2021シーズン、ドイツ・ブンデスリーガのデュエルランキングで1位に輝き、A代表不動のボランチである遠藤航選手が入ることで中盤での安定感は抜群に上がった。

A代表vsU-24代表の一戦では途中出場からでも中盤の守備を安定させていたが、先発フル出場となったこの試合では90分を通して危ない場面をほどんど作らせていなかった。

オーバーエイジとして右サイドバックが主戦の酒井宏樹選手を招集した理由も見えてきた。
現役世代でも橋岡大樹選手、菅原由勢選手と駒は揃っていると思うのだが、酒井選手が入ることで2列目の中盤、特に右サイドの堂安選手の守備の負担軽減に繋がっている。

A代表でも森保監督体制では右サイドの縦関係は堂安選手、酒井選手だった。この時から連携面に問題は無く、堂安選手が攻撃に専念出来ていたのは酒井選手がフォローしていたから。結果的に堂安選手の先制点で試合が動き出し、大量得点に繋がったのと思っている。

また堂安選手と久保選手が真ん中と右サイドのポジションを入れ替わて、攻撃を牽引していたように後ろがしっかりしているから安心して攻撃に専念できたと思う。

前線にオーバーエイジとして大迫勇也選手を推薦する声もあったが、守備が安定していれば、現役世代の1トップと2列目でも得点を奪えることを証明する試合にはなった。

マッチレビュー

U-24日本代表 6-0 U-24ガーナ代表

【得点者:日本代表】
前半16分;堂安律
前半32分;久保建英
前半45分;オウンゴール
後半 3分;相馬勇紀
後半11分;上田綺世
後半44分;三笘薫

U-24代表スターティングイレブン

【フォーメーション:4-2-3-1】

()内は交代出場した選手
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        上田綺世
       (前田大然)

 相馬勇紀   久保建英   堂安律
(三笘薫)  (旗手怜央) (食野亮太郎)

     田中碧    遠藤航

中山雄太 冨安健洋 吉田麻也 酒井宏樹
(古賀太陽) (板倉滉)

        谷晃生

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日本代表スタッツ

ボール支配率 :61%
シュート数  :25本
枠内シュート :10本
パス成功率  :83%(672本)
オフサイド  : 2回
フリーキック :12本
コーナーキック: 8本

スタジアム/現地情報

スタジアム:ベスト電器スタジアム
観客数  :無観客
天候   :晴れ
気温   :21.1℃
湿度   :61%

招集メンバー

[GK]

1.大迫敬介(サンフレッチェ広島)
12.沖悠哉 (鹿島アントラーズ)
23.谷晃生 (湘南ベルマーレ)
24.鈴木彩艶(浦和レッズ)

[DF]

22.吉田麻也(サンプドリア/イタリア)※OA
19.酒井宏樹(マルセイユ/フランス) ※OA
5.町田浩樹(鹿島アントラーズ)
20.旗手怜央(川崎フロンターレ)
15.古賀太陽(柏レイソル)
16.冨安健洋(ボローニャ/イタリア)
27.橋岡大樹(シント・トロイデン/ベルギー)
2.菅原由勢(AZ/オランダ)

[MF]

6.遠藤航 (シュトゥットガルト/ドイツ)※OA
4.板倉滉 (フローニンゲン/オランダ)
3.中山雄太(ズウォレ/オランダ)
14.相馬勇紀(名古屋グランパス)
8.三好康児(アントワープ/ベルギー)
7.三笘薫 (川崎フロンターレ)
21.遠藤渓太(ウニオン・ベルリン/ドイツ)
10.堂安律 (ビーレフェルト/ドイツ)
18.食野亮太郎(リオ・アヴェ/ポルトガル)
17.田中碧 (川崎フロンターレ)
11.久保建英(ヘタフェ/スペイン)

[FW]

9.林大地 (サガン鳥栖)
25.前田大然(横浜F・マリノス)
26.上田綺世(鹿島アントラーズ)
13.田川亨介(FC東京)

あとがき

U-24代表は、6月12日にジャマイカ代表と国際親善試合を行う予定になっている。
今度の相手はフル代表になるが、オーバーエイジの3選手が入っているので締まった試合にはなるだろう。
本大会登録メンバーに残るために、最後の最後にアピールできる選手がいるのか注目してみたい。

ABOUTこの記事をかいた人

FOOTBALL NOTE編集長。1983年6月13日生まれ。岡山県出身。フットボールをテーマにした読者の知的好奇心を刺激するコンテンツ作りに着手し「FOOTBALL NOTE」を立ち上げる。コンセプトは「世界のフットボール情報がここにある」※お問い合わせはコチラからどうぞ