サッカーU-24日本代表/東京五輪2020 グループリーグ最終戦/U-24フランス代表 マッチレポート

マッチレポート

日本代表はグループリーグを2連勝で勝ち点6としたが、決勝トーナメント進出が決まったわけではない。グループリーグ最終戦となるフランス代表との一戦は、引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まる。

日本は2戦を終えて2勝、勝ち点6、得失点差2。総得点3。フランスは2戦を終えて1勝1敗、勝ち点3、得失点差-2。総得点5。
仮に日本が敗れたとして勝ち点差で並んでも、2点差以上の敗戦スコアにならなければフランスを上回れるので優位な立場にはいるが、2点差をつけられて敗れると勝ち点、得失点差で並ぶも総得点の差でグループリーグ敗退の可能性も出てくる。

同時刻キックオフのメキシコ対南アフリカの試合でメキシコが引き分けまたは敗れた場合、フランスにも自力でのグループリーグ突破が見えてくるためゲームプランが難しい試合となった。

前半開始からフランスが仕掛けてきていたのはある程度予想できた。
フランスは最低でも2点を奪わないといけないので前がかりに来ていたが、怪我から復帰した冨安選手が入った最終ラインに慌てる様子は見られず冷静に対応出来ていた。この試合の最終ラインはA代表でも見た並びなのでどこかに安心感はあったのだろう。

攻撃で違いを作ったのは1トップに入った上田選手。FWなら常にゴールを意識するものだが、シュートレンジから積極的にシュートにいったことが起点となって久保選手、酒井選手のゴールに繋がった。

フランスは2点ビハインドとなり、前半38分にチームの軸であるサヴァニエ選手が負傷交代した時点で諦めたような印象を受けた。
それでも後半開始早々は、2点ビハインドでもひっくり返すかもしれない雰囲気もあったが、徐々に失速していった。日本がフランスをプレーで凌駕したわけではなく、フランスの選手たちのメンタルが落ちていったとように見えた。もし後半の早い段階で失点し、1点差になっていたら少し違う試合展開にはなっていたかもしれない。

結果論だが、メキシコが南アフリカに3対0で勝利したため、フランスは日本代表に2点差以上をつけて勝つしかなかったのだ。
現役世代とオーバーエイジ3人を早い段階から融合させ自国開催ということでしっかりとしたチームを作って日本に対し、EURO2020もあり当初リストアップしていたメンバーを揃えられなかったフランスとでは、試合開始前に勝負がついていたのかもしれない。

マッチレビュー

U-24日本代表 4-0 U-24フランス代表

【得点者:日本代表】
前半27分;久保建英
前半34分;酒井宏樹
後半25分;三好康児
後半45+1;前田大然

U-24代表スターティングイレブン

【フォーメーション:4-2-3-1】

()内は交代出場した選手
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        上田綺世

  旗手怜央  久保建英   堂安律
       (三好康児) (相馬勇紀)

    田中碧    遠藤航
    (前田大然)  (板倉滉)

中山雄太 冨安健洋 吉田麻也 酒井宏樹
               (橋岡大樹)
        谷晃生

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ベンチメンバー

[GK]

1.大迫敬介(サンフレッチェ広島)

[DF]

4.板倉滉 (フローニンゲン/オランダ)
15.橋岡大樹(シント・トロイデン/ベルギー)

[MF]

8.三好康児(アントワープ/ベルギー)
11.三笘薫 (川崎フロンターレ)
16.相馬勇紀(名古屋グランパス)

[FW]

9.前田大然(横浜F・マリノス)

日本代表スタッツ

ボール支配率 :51%
シュート数  :13本
枠内シュート : 8本
パス成功率  :88%(507本)
オフサイド  : 1回
フリーキック :18本
コーナーキック: 2本

スタジアム/現地情報

スタジアム:横浜国際総合競技場
天候   :晴れ
気温   :28.0℃
湿度   :70%

今後の日程

本大会(決勝トーナメント/準々決勝)

7月31日(土)U-24ニュージーランド代表 18時キックオフ

あとがき

3連勝でグループ首位通過を決めた!決勝トーナメント準々決勝でニュージーランド代表と対戦するが、もう1つはイエローカードとの戦いにもなる。

酒井選手がフランス戦でイエローカードをもらってしまい累積2枚となりニュージーランド戦は出場停止となった。オーバーエイジとしてこれまで守備で抜群の安定感をもたらせ、右サイドからの攻撃の起点にもなっていて、堂安選手との連携面でも問題なかった。酒井選手の出場停止により、もし日本に綻びが出るとすれば右サイドになるかもしれない。

イエローカードの累積は準々決勝を終えた段階でリセットされるため、ニュージーランド戦で累積リーチとなっている遠藤選手、堂安選手、中山選手、田中選手、冨安選手の5人がイエローカードをもらってしまうと、日本が勝ち上がったとしても準決勝は出場停止となってしまう。

特に遠藤選手と田中選手のダブルボランチが1枚ずつもらっているのは心配な点である。ただ、フランス戦の後半途中から今後のリスクマネジメントをイメージした選手配置は示してはいたので、どんな状況になっても戦う準備は出来ていると信じている。

ABOUTこの記事をかいた人

FOOTBALL NOTE編集長。1983年6月13日生まれ。岡山県出身。フットボールをテーマにした読者の知的好奇心を刺激するコンテンツ作りに着手し「FOOTBALL NOTE」を立ち上げる。コンセプトは「世界のフットボール情報がここにある」※お問い合わせはコチラからどうぞ