サッカー日本代表に足りない部分(2018年8月時点)

 新監督に森保氏が決まり、新たなスタートを切った日本代表。
 森保監督は東京オリンピックに出場するU23チームも兼任するので、世代も一気に進むだろう。

 ロシアW杯後に代表引退を表明したのは3選手。
・長谷部誠選手
・本田圭佑選手
・酒井高徳選手

 酒井選手は年齢を考えると2022年まで頑張ってほしかったが、本人の意思だから仕方ないだろう。

 両サイドバック、時にはボランチやセンターバックでプレーできる守備のユーティリティープレイヤー。長谷部選手の後を継ぐ主将候補の1人だったのにな…。

 そして、ついに来てしまった長谷部選手の後継者問題。
 主将の代わりは、おそらく吉田麻也選手が既定路線ではないかと考えいる。

 ただ、日本代表の「心臓」となっていた選手の変わりをすぐに見つけることは難しい。
 つまり今の代表に足りないピースは守備的MF(ボランチ)だ。

日本代表の問題は守備的MF(ボランチ)

 遠藤保仁選手が代表を離れてから、日本の中盤が機能しなくなったことは記憶に新しい。「日本の心臓」とまでいわれた選手だから、それだけ代えの効かない選手だ。

 ロシアW杯では柴崎選手と長谷部選手のコンビがピタリとハマったことで、チームの機能したように思う。
 遠藤選手の後継者が長年不在だったが、柴崎選手がW杯に間に合ったカタチだ。
 もともと柴崎選手が遠藤選手の後継者として候補に上がっていたのでは驚きはなかった。

 長谷部選手が代表を引退したことで、遠藤選手と同じ問題が発生するのは間違いない。
 序列でいえば、山口蛍選手、遠藤航選手が務めることになると思うが、どうだろうか。

 海外組を見ても、このポジションで昨シーズンレギュラーを掴んだのは長谷部選手くらいだろう。
 長谷部選手の場合はリベロまたはアンカー起用もあったのだが、少し前を振り返ってみても、レスター時代の阿部勇樹選手やフルハム、フランクフルト時代の稲本潤一選手くらいしか思い出せない。
 柴崎選手はヘタフェではボランチよりトップ下でのプレーの方が多かった。

 それだけボランチを主戦場とする日本人選手が海外リーグ、特に4大リーグでレギュラーを掴むのは難しいということだ。
 山口選手もハノーファーに所属していた時期もあるが、ボランチというよりサイドハーフでのプレーを強いられた。

 遠藤航選手は今シーズンからベルギー1部リーグに挑戦。そしてイングランド2部リーズの井手口陽介選手がどこまで成長できるか、カタールW杯の守備のキーマンになる2人に注目したい。
 理想はフランス代表のカンテ選手みたいに走れる守備的MFになってほしい。

 その一方で「求む!大型ボランチ」と提唱したい。
 ロシアW杯覇者のフランス代表には、ポグバ選手、エンゾンジ選手といった身長190cmを越えて、かつ足元が上手い選手がいた。

 リードしている終盤はポジションをボランチからアンカーのところに下がって、パワープレー対策をしていた。
 守備だけではなく、チャンスと見れば攻撃にも顔を出したり、中盤の底から精度の高いパスを出したりと、チームの起点になっていた。
 そんなチームがW杯を掲げたのだから、日本代表にも「足元の上手い大型ボランチ」が必要なのではないだろうか。

あとがき

 足りない部分を考えればキリがない。
 海外5大リーグでプレーしている経験がある日本人ゴールキーパーが川島永嗣選手だけという状況。
 またクリスティアーノ・ロナウド選手、メッシ選手のようなスーパーエースは、日本にはいない…。

 ベスト8に届かなかった理由なんていくらでも浮かんでくる。

 ただ、2列目の選手は飽和状態だ。
 各カテゴリーを見ても、このポジションは1番競争が激しい。最近ではサイドアタッカーは、海外でも日本人選手の評価が高い気がする。

 攻撃的MFを目指す選手が多いのは、何気にキャプテン翼の影響だろう。
 それなら得点王を狙える絶対的エースストライカーとSGGKも出てきてくれないとな。

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