横浜Fマリノスの齋藤学選手が川崎フロンターレへの電撃移籍。
2018年1月12日、衝撃的なニュースが飛び込んできた。
[参照サイト]
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180112-00000123-spnannex-socc
マリノスにとっては中村俊輔選手に続き、2年連続で10番のユニフォームを着てプレーした選手の移籍となった。ファン・サポーター、メディアの前では見えない問題があったと疑われても仕方ない。
2018年1月13日現在、他のクラブチームで契約更新を終えていないクラブの象徴といえる選手も残っている…。新シーズン開幕を控え、ファン・サポーターにとっては契約更新の発表があるまで気が気でないだろう。
目次
Jリーガーの契約更新は1年の選手が多い
川崎フロンターレ、19選手の契約合意も一挙発表。
[参照サイト]
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180110-00699707-soccerk-socc
言い換えれば1年契約(または複数年契約満了)だったということだ。海外ではゼロ円移籍を防ぐために、契約満了のだいたい半年前までに延長契約を結んでいることが多い。チームの主力に対しても、仮に複数年契約を結んでいた選手がいたとしても、事前に延長契約を結んでいなかったことは明確になった。
Jリーガーでも複数年契約を結んでいる選手もいる?
【中村俊輔選手】
2017シーズンに横浜Fマリノスからジュビロ磐田へ完全移籍。2年契約と見出しに大きく出ていた。
[参照サイト]
https://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/12/30/kiji/20161229s00002000291000c.html
【大久保嘉人選手】
2017シーズンに川崎フロンターレからFC東京へ完全移籍した。2018シーズンにわすか1年でFC東京から川崎フロンターレへの出戻り移籍が決まったが、移籍話が噂の段階で出た時に、契約があと1年残っているという記事も出ており、2年契約を結んでいたと思われる。
[参照サイト]
https://www.nikkansports.com/soccer/news/201712020000812.html
※ただし、契約年数を公表していないので定かではない。
海外リーグと比較してJリーグが目指す今後の方向は…
マリノスのようにチームを象徴する選手が2年連続でこのような形で移籍してしまうことも気になるが、私が1番気になっているのは『ゼロ円移籍』についてだ。
海外サッカーでは所属選手の契約年数がはっきりしている。
所属クラブと選手の間で契約が残っている時に他クラブチームからオファーがあり移籍合意となると移籍金が発生する。特にヨーロッパでは、スポーツビジネスとして稼ぐという軸が出来ているので選手の移籍については当然シビアになる。移籍金が入ればそれだけクラブの資金は潤うから、ゼロ円移籍成立の報道もあまり聞いたことがない。昨今は移籍金が高騰していて破格の契約が結ばれてしまうケースも出て来ているが、経営の三要素を思い浮かべると一概には否定はできない。
一方、Jリーグには国内リーグのクラブ間で生じた選手の移籍に対して、移籍金が推定〇〇円といった報道が一切ない。
国民性なのか日本人はお金の話をオープンにするのを嫌う傾向にある。しかし、これからサッカーがスポーツビジネスとしてのポジションを確立するために必要なことではないだろうか?チームの主力選手が移籍してしまうのはファン・サポーターにとって残念だが、移籍金で大物選手を連れてくるといった戦力補強、トレーニング施設の整備などチーム力強化に繋がる資金が出来ることは、1つの経営戦略になると考えるのはどうだろうか?
競技は違うが、契約更改についてはプロ野球の良いところを見習っても良いと考える。年俸は個人情報保護法に関わるので今後推定金額さえも報道出来なくなる可能性もあるが、選手の推定年俸を知ることで、子供たちが「プロになったらこのくらい稼げるんだ!」と1つの夢または目標となり、憧れを抱くことは決して悪いことではない。
2018年、Jリーグは25周年を迎えた。
国内のしかも同県内のチームへのゼロ円移籍があった今、選手との複数年契約や国内移籍に関しては違約金の発生…など、選手とクラブ間で契約見直しの転換期に来ているのではないだろうか?
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