海外サッカーを観ていて思うことは「このスタジアムで試合が観たい」「現地に行きたい」と思わせてくれるところだ。
チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグでは、普段のリーグ戦とは違う醍醐味がある。対戦カードもそうだが開催されるスタジアムも併せてチェックしたい。
今回掲載した3つのスタジアムは、
・サンティアゴ・ベルナベウ
・アンフィールド
・オールド・トラッフォード
もし現地に行くことがあるなら、スタジアムツアーも定期的に開催しているようなのでツアーのオプションに入れておきたいものだ。
目次
サンティアゴ・ベルナベウ
スペイン、ラ・リーガに所属するレアル・マドリードのホームスタジアム。
収容能力は81,044人。
スペインの強豪クラブの1つで世界的に有名なビッククラブの1つであるレアル・マドリードの本拠地。本拠地に限っていえば、日本人選手未踏の地だと思っていた。
それでも2019-2020シーズン開幕前、久保建英選手がレアル・マドリードに完全移籍が決まったが、レンタルで同1部リーグのマジョルカにレンタルに出されてしまった。
2020年4月12日にラ・リーガ第31節でレアル・マドリード対マジョルカの一戦がサンティアゴ・ベルナベウにて開催が予定されているので、久保選手の凱旋出場に期待が膨らむ。
なお、今シーズンはチャンピオンズリーグのグループリーグ第4節で、ガラタサライの長友佑都選手がこのピッチでプレーしている。
長友佑都(ガラタサライ:トルコ)
≪UEFAチャンピオンズリーグ≫[グループリーグ第4節]
(グループA)
長友 佑都(ガラタサライ:トルコ)/ ポジション:DF
レアル・マドリード 6-0 ガラタサライ(現地時間11月6日の試合)
4-3-3の左サイドバックで先発出場。
5点ビハインドの後半43分に交代した。
アンフィールド
イングランド、プレミアリーグに所属するリバプールの本拠地。
収容能力は54,074人。
スタジアム雰囲気の特徴として、サポーターが合唱する『You’ll Never Walk Alone』
マフラータオルを持ち上げて歌うシーンは圧巻。
なお今シーズンはチャンピオンズリーグのグループリーグ第2節で、ザルツブルクの南野拓実選手(当時)、奥川雅也選手、第4節でゲンクの伊東純也選手がこのピッチプレーしている。
2020年1月時点で、世界No.1クラブと称されているリバプール。
本拠地に限っていえば、日本人選手未踏の地だと思っていたが、冬の移籍市場で南野拓実選手を完全移籍で獲得した。
一説によればグループリーグ第2節、アンフィールドで行われた一戦で1ゴール1アシストと活躍したことでリバプールが獲得に動いたとされている。
伊東純也(ゲンク:ベルギー)
≪UEFAチャンピオンズリーグ≫[グループリーグ第4節]
(グループE)
伊東 純也(ゲンク:ベルギー)/ ポジション:MF
リバプール 2-1 ゲンク(現地時間11月5日の試合)
3-5-2の2トップの1角で先発出場。
2対1と1点ビハインドの後半23分に交代した。
南野拓実・奥川雅也(ザルツブルク:オーストリア)
≪UEFAチャンピオンズリーグ≫[グループリーグ第2節]2019-2020シーズン
(グループE)
リバプール(イングランド) 4-3 ザルツブルク(現地時間10月2日の試合)
南野 拓実(ザルツブルク:オーストリア)/ ポジション:MF
4-4-2の右MFで先発フル出場。
3対1と2点ビハインドの後半11分、左サイドからのセンタリングに右足ボレーで合わせて1点差に迫るゴールを決めた!!
さらに3対2と1点ビハインドの後半15分、右サイドから中央への折り返しのパスからハーランド選手の同点ゴールをアシストした!
奥川 雅也(ザルツブルク:オーストリア)/ ポジション:MF
4対3と1点ビハインドの後半26分から途中出場した。
オールド・トラッフォード
イングランド、プレミアリーグに所属するマンチェスター・ユナイテッドの本拠地。
収容能力は75,811人。
UEFAスタジアムカテゴリー4に指定される世界有数のスタジアムの1つである。
2020年1月時点で、オールド・トラッフォードを本拠地に戦った日本人選手は、2012-2014シーズンの香川真司選手だけ。
完全に個人主観ではあるが、2012-2013シーズンにはアレックス・ファーガソン監督が率いるマンチェスター・ユナイテッドのユニフォームを着て、オールド・トラッフォードでプレーする日本人選手が現れたことは、今から振り返っても偉大な功績だ。
なお今シーズンはヨーロッパリーグのグループリーグ第4節で、パルチザンの浅野拓磨選手がこのピッチでプレーしている。
浅野拓磨(パルチザン:セルビア)
≪UEFAヨーロッパリーグ≫[グループリーグ第4節]2019-2020シーズン
(グループE)
浅野 拓磨(パルチザン:セルビア)/ ポジション:FW
マンチェスター・ユナイテッド 3-0 パルチザン(現地時間11月7日の試合)
4-2-3-1の左MFで先発出場。
3点ビハインドの後半25分に交代した。
あとがき
今回この3つのスタジアムを取り上げた理由としては、2019-2020シーズンのUEFAチャンピオンズリーグのグループリーグで日本人選手がこのピッチでプレーした背景がある。
本来なら現地に行き、スタジアムツアーに参加し、写真が入った記事を掲載するまでが仕事なのだが、今シーズン中に間に合わないので、写真なしの記事になったことはお詫びしたい。
海外で活躍する日本人選手が多くなってきた近年では、世界的に有名なスタジアムのピッチでプレーすること自体、それほど珍しいことではないのかもしれない。
今シーズンのリーグ戦に目を向ければ、サンティアゴ・ベルナベウに関しては、エイバルの乾貴士選手、マジョルカの久保建英選手。
アンフィールド、オールド・トラッフォードに関していえば、サウサンプトンの吉田麻也選手(当時)、ニューカッスルの武藤嘉紀選手もプレーする可能性はある。
今回の記事ではこの部分は除外させてもらった。
なお久保建英選手については、契約元がレアル・マドリードということで1部記載することにした。
UEFA主催大会に出場できる自国チームでプレーしていれば、CLまたはELで対戦するチャンスが訪れることがある。
ヨーロッパの他国リーグで活躍する選手にとって、世界的に有名なスタジアムでプレーできることはいつも以上にモチベーションは高くなるものだ。そういう試合をファン目線で楽しみたい。
CL、ELの決勝トーナメントが間もなく始まる。
海外サッカー、特にヨーロッパのフットボールに魅せられて戻れなくなった理由だけははっきりしている。