フランス リーグ・アン/トゥールーズ対マルセイユ現地観戦記①試合開始前

 フランスで、パリ、リヨン、マルセイユにつぐ人口が4番目に多い都市トゥールーズ。
 日本からは直行便がまだ出ていないので、パリ経由で現地入りした。

 トゥールーズ・ブラニャック空港を出てすぐにトラム(路面電車)乗り場がある。
 トラムに乗ってスタジアムの最寄り駅「CROIX DE PIERRE」に行くことができる。運賃は1.7ユーロと安価だった。

 電車から降りると、交差点の先にスタジアムの白い屋根は見ることができる。
 歩いて10分もかからない位置にあり、アクセスは抜群だった。

 試合開始2時間前、開門を待つサポーター達が続々と集結。

 Jリーグのように、試合前にスタジアム近辺でイベントや催し物が多数行われているわけではない。
 フードを出店しているお店も数えるくらいしかなく、試合を楽しみに集まったサポーターしかいなかった印象を受けた。

 ダービーマッチではないので、両チームのサポーター同士が一触即発になることはなかったが、それは試合前だから。
 この意味は試合中のスタジアムの雰囲気で理解することになる。

 今回チケットはトゥールーズ在住の友人に取ってもらったのでスムーズに入場できたが、ボディチェックはしっかりと行われた。

 Jリーグの試合と異なる点は、カバンの中身より、服の中に危険物を入れないかを重点的にチェックされるので、当日の服装にも注意しましょう。

 この日の試合は、フランス リーグ・アン 2018-2019シーズン 第37節 トゥールーズ対マルセイユの一戦。

 トゥールーズに所属する昌子源選手、マルセイユに所属する酒井宏樹選手の日本人対決ということもあり、日本人サポーターも来ているのかな?と思っていたが、私の知る限りサポーターと思われる日本人は見なかった。

 おそらく選手を乗せたバスが入ってくるだろう…
 と思われる場所にサポーターの列ができていた。

 マルセイユの選手を乗せたバスがスタジアムに入ってきた時、あの地響きのような歓声。

 最初は、トゥールーズとマルセイユのサポーターが集結していて、ホーム対アウェーのつばぜり合いが行われているのかと思いきや、敵地まで駆け付けたマルセイユサポーターの歓声だった。

 マルセイユのサポーターは情熱的だ。
 トゥールーズのホームだが、マルセイユのサポーターが敵地で作り出すホーム感が素晴らしかった。試合前だけでなく、試合中のスタジアム内でもそうだった。

 ただ、私はバスが入ってきたのはアウェーのマルセイユだけだったのに違和感を持っていた。
 ホームのトゥールーズの選手もバスで入ってくるのかと思っていたが、試合開始1時間前になっても来ないのはおかしいと思い、この時は少なからずのモヤモヤを残したままスタジアムの入場口に向かった。

*********************

 後日談だが、トゥールーズの選手は地元の選手だったり、スタジアム近辺に住んでいる選手が多いらしくマイカーでスタジアムに来るというのだ。

 練習ではそうかもしれないが、公式戦ではチームバスでスタジアム入りするのが当たり前とこれまで思っていたので、肩透かしをくらった感じがした。

*********************

 入場口に向かう途中、たぶんマルセイユファンの人だと思うけど、一緒に写真撮りましょう!と言われた。
 めっちゃくちゃ大きい声でコンニチハー!と、日本語で声かけられたのには驚いた。

 この日の観戦着に「JAPAN」の文字が入っていたので、日本人とわかりやすかったのだろう。
 写真を撮った後、その男性は『ゴー・サカイ・ゴー!』と酒井選手の名前を連呼して、スタジアムの中に入っていった。

 試合開始まで1時間を切ったところで私もスタジアムに入る。

 現地時間20時なのにまだこの明るさ。この試合は、21時キックオフだったのだが日本では終電などを考えると実施されない時間ではある。現地の人に聞くと、週末はメトロやトラムが午前3時まで動いているそうだ。ただし、日曜はスーパーマーケットやレストランなどお店は閉まっているところがほとんどなので注意が必要です。

 試合前のウォーミングアップのため、選手がスタジアムに入ってきた。

 席は中段の位置くらいだったが、ピッチサイドギリギリまで下りていける構造になっている。周りを見渡してみると他のサポーターも近くまで行って写真を撮っている人もいた。

「郷に入っては郷に従え」ということで、私の席の位置からはマルセイユが近かったので、酒井宏樹選手の練習をピッチ際まで下りて見て来た。

 私は遊びでフットサルをする機会があるので、ボールの蹴り方が気になってしまう。
 自分のキックに正確性がないし、上手くミートしないことも多々あります。

 なので酒井選手が右足でボールを蹴る、特にインパクトの瞬間の右足の形、助走からボールを蹴るまでのアプローチなど
細かい部分を見ながらイメージトレーニングをしていました。試合を観に来たのに、自分もボールを蹴りたくなったのはいうまでもありません。

 まだスタメン発表前でしたが、練習を見ていて昌子選手も酒井選手もスタメンであると確信できたので、日本人対決となる試合が待ち遠しくてたまらなかった。

ABOUTこの記事をかいた人

FOOTBALL NOTE編集長。1983年6月13日生まれ。岡山県出身。フットボールをテーマにした読者の知的好奇心を刺激するコンテンツ作りに着手し「FOOTBALL NOTE」を立ち上げる。コンセプトは「世界のフットボール情報がここにある」※お問い合わせはコチラからどうぞ