2018ロシアW杯:日本対ポーランド/マッチレポート(45)

[グループH/6月28日(木)23:00]

日本 0-1 ポーランド

<ゴール>
(ポーランド)
後半14分;ヤン・ベドナレク

<チームスタッツ>
(日本)
ボール支配率:52%
シュート数 : 9本(枠内;3)

(ポーランド)
ボール支配率:48%
シュート数 :11本(枠内;3)

<スタジアム/現地情報>
スタジアム:ヴォルゴグラードアリーナ
観客数  :42,189人
天候   :晴れ
気温   :36℃
湿度   :24%

編集長の視点

 日本は引き分け以上で自力で決勝トーナメント進出が決まる一戦。
 一方、ポーランドは2連敗でグループリーグ敗退が決定している。モチベーションは「3連敗では帰れない」という意地だけだろう。

 日本がセネガル戦からスタメンを6人変えたことで、試合の入りがゆっくりだった。
 選手の動きがやや硬く、受けに回ってしまったが、ポーランドもそこまで積極的に来なかったことが幸いし、ボールを回すことが出来たので、そこから徐々に日本のペースになってくる。

 しかし、日本のダブルボランチがボールを持った時に、ポーランドがボールカットを狙っていた。特に柴崎選手はだいぶマークされていたように思えた。

 日本はポーランドの中盤からショートカウンターで何度も危ない場面を迎えた。
 前半32分、右サイドからのセンタリングに合わせたグロシツキ選手のヘディングシュートを、川島選手がラインギリギリでかき出すスーパーセーブで日本を救った。ゴールラインテクノロジーでノーゴールと判定。
 先制点を与えてしまうことだけは避けたかった場面で、日本の守護神が立ちはだかった。

 前半はスコアレスで折り返したが、ポーランドの守備陣を見ていると、日本が得点を奪う可能性はあると思っている。

 後半開始早々、日本にアクシデント。
 岡崎選手が右足首を痛めてしまい、プレー続行不可能となってしまう。

 徐々にポーランドが攻める転じる場面が増えてくる。
 後半14分、フリーキックからベドナレク選手が日本のマークを外してフリーになったところを右足で合わせてポーランドが先制した!

 この場面、2002日韓W杯決勝トーナメント1回戦のトルコ戦がフラッシュバックした。
 あの時はコーナーキックからの失点だったが、これまでと違う日本のフォーメーション、相手はヨーロッパ、全体的に重苦しい雰囲気。
 この瞬間、日本の敗退も覚悟した。後半15分の段階では、セネガル対コロンビアが0対0だったのもある。

 試合はそのままお互い決定的な場面を作れず、試合は進んでいく。
 しかし、日本が後半40分から攻めることを止め、最終ラインでボール回しを続ける。

 セネガル対コロンビアの試合でコロンビアが1点リードの情報がベンチに入ったようで、ベンチの指示で選手はボール回しに徹するしかなかった。

 このまま1対0でポーランドに敗れても、セネガルとコロンビアが1対0でコロンビアが勝利すれば、日本とセネガルが勝ち点4で並ぶ。
 さらに得失点、総得点、直接対決の結果、同率2位で並び、フェアプレーポイントの差で決勝トーナメント進出が決まるからだ。

◇フェアプレーポイント◇
反則ポイントの差(イエローカードの枚数)
・日本  :警告4
・セネガル:警告6

日本はグループHを2位で決勝トーナメントに進出が決まった!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です