日本代表:EAFF E-1サッカー選手権2019(1)代表メンバー発表

 2019年12月10日から18日に韓国で行われる「EAFF E-1サッカー選手権2019」に出場する日本代表メンバー22名が発表された。

日本代表の試合日程は、

12月10日(火)中国代表
12月14日(土)香港代表
12月18日(水)韓国代表

となっている。

日本代表招集メンバー

※選手名敬称略。

[GK]

1.中村航輔(柏レイソル)
12.小島亨介(大分トリニータ)
23.大迫敬介(サンフレッチェ広島)

[DF]

19.佐々木翔 (サンフレッチェ広島)
2.室屋成  (FC東京)
5.三浦弦太 (ガンバ大阪)
4.畠中槙之輔(横浜F・マリノス)
15.渡辺剛  (FC東京)
21.古賀太陽 (柏レイソル)

[MF]

10.仲川輝人 (横浜F・マリノス)
6.大島僚太 (川崎フロンターレ)
18.橋本拳人 (FC東京)
9.鈴木武蔵 (北海道コンサドーレ札幌)
8.井手口陽介(ガンバ大阪)
16.相馬勇紀 (鹿島アントラーズ)
14.森島司  (サンフレッチェ広島)
3.田中駿汰 (大阪体育大学)
7.遠藤渓太 (横浜F・マリノス)
17.田中碧  (川崎フロンターレ)

[FW]

20.小川航基(水戸ホーリーホック)
13.上田綺世(鹿島アントラーズ)
11.田川亨介(FC東京)

◆編集長の視点

 現段階で22名の招集となっているが、J1リーグ最終節後に1名追加招集の可能性も示唆されている。
 12月7日(土)にJ1最終節が行われ、翌8日(日)にJリーグアウォーズ、1日空いて10日(火)に初戦の中国戦を迎える。日程をもっと上手く調整できなかったかなとは思う。

 シーズンを戦い終えたばかりの選手にとって疲労がピークの中で行われる代表戦だが、出場する選手には「魂の入った試合」は見せてもらいたい。

大人の事情

 12月5日時点で、1部残留が決まっておらずJ1参入プレーオフに回る可能性を残している、湘南、清水、鳥栖、浦和、名古屋の選手が選ばれなかったこと。

 12月21日(土)に開催される天皇杯準決勝にコマを進めている、鹿島、神戸、清水、長崎の選手が選ばれなかったこと。

 ACL決勝で浦和が勝利しクラブW杯出場権を獲得していたら、大会期間(2019年12月11日~21日まで)と被ってしまうので、決勝にコマをすすめた時点で免除されていた可能性があること。

 こういった大人の事情を考慮し、今回のメンバー構成になったことは納得するしかない。
 その中でも鹿島アントラーズから上田選手、相馬選手が選出されたのは、鹿島アントラーズの選手として天皇杯出場資格を満たしていなかったことが要因だろう。

 上田選手は法政大学の一員として、1回戦のブリオベッカ浦安との一戦で先発フル出場。相馬選手も名古屋グランパスの一員として、2回戦の鹿屋体育大学との一戦で先発フル出場を果たしている。

 上田選手、相馬選手は共に今季の天皇杯の出場選手登録が前所属先で行われていたため、今季途中加入した鹿島の選手としては、今季の天皇杯には出場できない規則になっている。

 また東京五輪世代の多くがメンバー入りした背景の1つに、森保監督が五輪兼任であることが大きいのは明確だ。今年6月のコパアメリカと同様にフル代表と五輪代表の融合チームになったことは、世代交代を含めてそこまで悲観することではない。

前回大会の悔しさ

 2017年12月に開催された前回大会、日本で開催されたE-1だったが優勝がかかった韓国戦で1対4と惨敗した。

 ホームで無様な敗戦を見せつけられたのだ。
 この試合の解説をしていたラモス瑠偉氏が「久しぶりに魂のない試合」というコメントが全てだった。

 今大会は韓国で開催されるということでリベンジを期待したいのだが、そういう雰囲気の大会になっていない。
 Jリーグ国内組オールスターといえるメンバー構成ではないから、海外組不在だから、日本開催でないからなのかはわからないが、海外組重視のフル代表において招集された国内組は年齢問わず大きなチャンスだ。

 ここで前回大会で活躍し、飛躍した選手を3選手紹介したい。

◆昌子源選手
 ロシアW杯メンバーに入り3試合でフル出場し、フランス1部リーグのトゥールーズへ移籍。
 現在は怪我で離脱しているため代表からは遠ざかっている。

◆植田直通選手
 ロシアW杯メンバーには選ばれたものの出番はなく、その後ベルギー1部リーグのセルクル・ブルージュへ移籍。
 現在は代表常連組となり、冨安選手が負傷離脱していた影響もあり、カタールW杯2次予選の2試合で先発出場を果たしている。

◆伊東純也選手
 2017年大会のE-1選手権がフル代表初招集となったが、いきなり頭角を現した。
 現在はベルギー1部リーグのヘンクに在籍し、激戦の2列目ポジションながら代表常連組となっている。

以上3選手を例に出したが、今大会で次世代の日本代表を背負う選手が出てきても不思議ではない。

編集長の注目選手

 今年6月に開催されたU-20W杯にも出場していた田川亨介選手です。
 しかしグループリーグ最終戦のイタリア戦でハムストリングを負傷し全治2か月の重傷を負っていましたが、怪我から復帰してチームに合流すると、前節の浦和戦で途中出場ながら貴重な同点ゴールを決めました。

 日本代表にとって珍しい左利きでセンターフォワードタイプのストライカーです。少し遡ると小倉隆史氏、久保竜彦氏が思い浮かびます。

 海外の選手で見ると、プレースタイルで雰囲気が近いのは、昨シーズン限りで現役を引退した元オランダ代表のロビン・ファンペルシー氏かな…。

 左利きのストライカーは、現役ではバルセロナに所属するアルゼンチン代表のリオネル・メッシ選手をはじめ、リバプールに在籍するエジプト代表のモハメド・サラー選手、ユベントスに在籍するアルゼンチン代表のパウロ・ディバラ選手も左利きのストライカーが上げられます。

 世界的に見るとそれほど珍しくないですが、日本代表ではしばらく不在だった左利きストライカーが、森保監督の下でどういうプレーをするのか。今回のE-1でゴールという明確な結果を出せば、一気に東京五輪代表候補に躍り出る可能性もあります。

ABOUTこの記事をかいた人

FOOTBALL NOTE編集長。1983年6月13日生まれ。岡山県出身。フットボールをテーマにした読者の知的好奇心を刺激するコンテンツ作りに着手し「FOOTBALL NOTE」を立ち上げる。コンセプトは「世界のフットボール情報がここにある」※お問い合わせはコチラからどうぞ