サッカーU-23日本代表/Road to 東京(7)U-23アジア選手権シリア戦

 2020東京五輪アジア最終予選となるAFC U-23選手権のグループリーグ初戦を落とした日本代表は、第2戦目にU-23シリア代表と対戦した。

マッチレビュー

U-23日本代表 1-2 U-23シリア代表

<スタジアム/現地情報>
スタジアム:タンマサート・スタジアム
観客数  :1,509人
天候   :晴れ
気温   :30.0℃
湿度   :86%

日本代表のフォーメーション

()内は交代出場した選手

フォーメーション:3-4-2-1
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        上田綺世

    森島司    食野亮太郎
   (旗手怜央)   (田川亨介)

相馬勇紀          橋岡大樹

    松本泰志   齊藤未月

  町田浩樹   岡崎慎  渡辺剛
             (立田悠梧)

        大迫敬介

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【日本代表:得点者】

前半30分;相馬勇紀

【日本代表スタッツ】

ボール支配率 :63%
シュート数  :22本
枠内シュート : 5本
パス成功率  :82%(655本)
オフサイド  : 0回
フリーキック : 6本
コーナーキック: 5本

【編集長の考察】

 日本対シリア戦の前に行われた、サウジアラビア対カタールの一戦が引き分けに終わったことで、シリア戦に勝利すれば自力でのグループリーグ突破が残る一戦となったが、連敗でグループリーグ敗退が決まった。

連動性は皆無

 東京五輪で優勝を目指すチームとしてはお粗末な試合だった。対アジア2連敗は屈辱でしかない。

 個での突破力があるのは良いことだが、どうやら悪い方向にいっている。相馬選手の同点ゴールは豪快なミドルシュートが決まったが、結果オーライのゴール。

 日本の攻撃中、明らかにシリアがバタバタしている状況下でも、視野が狭まくなっている選手が多かったように思う。
 センタリングも中に入れとけば良い…みたいないい加減なボールに見えてしまう。技術はある選手達が揃っているはずなのに、釈然としない。

 このモヤモヤしたサッカーを「ギャンブルサッカー」とでも名付けようか。それだけ攻撃面での連動性は2試合を通じて見られなかった。

チーム状況は良くない?

 気になったのは前半30分、相馬選手の同点ゴールでのゴールセレブレーション。
 相馬選手の個人技で同点ゴールを決めるも、ゴールを祝福するために相馬選手に寄っていく選手が少なかったように思う。むしろ相馬選手からハイタッチに行く振る舞いを見せていた印象。

 シリアがPKで先制した後、チームメイトはPKを決めた選手に駆け寄り、チームとしてのパフォーマンスをしていたのを見ると、結束力ではシリアの方が上だった。

 先制点を与えてしまうPKにつながる場面もそうだった。
 VARでPKの判定がされイエローカードを提示された町田選手に寄っていく選手は1人だけ…。フォローの声掛けをするのは何人でも良かったと思う。

 強いチームを見ると、こういう細かい部分がしっかりしている。
 アンダー世代の方が同世代の集まりだから容易にコミュニケーションは取れるはずなのだが、そうではないのかもしれない。

森保監督の進退は?

 自国開催のオリンピックのため出場権は既に獲得してあるのだが、2020年が東京五輪でなければ出場権を逃したことになるのは確かだ。

 まだグループリーグ最終戦のカタール戦が残っているが、もし3連敗で帰国となれば進退問題は避けられないだろう。

 仮に進退伺いになれば、兼任解除が妥当ではないだろうか。
 これまでもA代表のスケジュールで指揮が困難な場合は、横内昭展コーチが代行監督を務めていたこともあり、そのまま内部昇格で決着になると予想する。

 U23代表は解任。A代表は続投で落ち着いてほしいのが筆者の本音だ。

 A代表ではカタールW杯アジア2次予選をここまで4連勝でグループ首位に立っているため、A代表まで解任とするのはあまりにも不可解になるからだ。

 全ての責任を背負うのは監督の仕事の1つであるが、負けた責任は選手にもあると思う。外野からの一方的な監督批判は、日本サッカー界の負の歴史を繰り返すだけだ。

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FOOTBALL NOTE編集長。1983年6月13日生まれ。岡山県出身。フットボールをテーマにした読者の知的好奇心を刺激するコンテンツ作りに着手し「FOOTBALL NOTE」を立ち上げる。コンセプトは「世界のフットボール情報がここにある」※お問い合わせはコチラからどうぞ