日本は2戦を終えて1勝1分の勝ち点4。一方韓国は2連勝で勝ち点6。
最終戦は実質的に決勝戦の立ち位置で行われる日韓戦は、日本は勝つしかタイトルを獲得できないのだが、日韓戦はどの試合であっても負けるわけにはいかない。E-1のタイトルがかかった試合なら尚更だ。
マッチレポート
日本は試合開始からゴールを狙う積極的な姿勢は見せていたと思う。それでも時間が経過するにつれて韓国の方が冷静に対応していたところが前半をスコアレスドローで折り返した理由だろう。
前半の内容は韓国の方が上回っていたが決定機を作っていたのは日本の方が上だった。相手ゴールキーパーのファインセーブやゴールポストに阻まれた場面もあったが、香港戦、中国戦とは違う見ていて引き込まれるプレーは随所に見れていた。
それが結果に繋がったのは後半になってから。先制点、追加点、ダメ押しと得点を奪う時間帯も良く、韓国が戦意喪失しているのは画面越しにもはっきりとわかり、日本が3点リードした段階で試合は決まっていた。
【フォーメーション:4-2-3-1】
()内は交代時間と交代出場した選手
町野修斗
相馬勇紀 西村拓真 水沼宏太
(87,満田誠) (78,脇坂泰斗) (59,宮市亮)
(78,森島司)
岩田智輝 藤田譲瑠チマ
(87,橋本拳人)
佐々木翔 小池龍太
畠中槙之輔 谷口彰悟
谷晃生
日本の攻撃について
サイドの高い位置でボールを持てている時にペナルティエリア内で町野選手と西村選手の2人が入っていたのでサイドの選手からすればセンタリングを入れやすかったと思う。1トップとトップ下の関係性が良く、状況によって2トップ気味になっていたこともあり、両サイドからの攻撃が機能していた時間帯もあったが、最後のところでボールに合わせられなかったところが残念だった。
日本の守備について
バイタルエリア付近で簡単にボールを持たせるシーンが目立った。得点には繋がっていないだけであの位置でフリーでボールを持たれてしまうと決定的な場面を作られてしまう。必ず1人はプレスにいかないといけないところでボールに行けなかったところを見ると正直厳しい。
常連組との比較
ピッチ上で声を出して統率する選手が少ない印象を受ける。今回のメンバーでは水沼選手が声を出していたようだが、キャプテンマークを巻いていなくてもピッチ上の監督を務めることが出来る選手が多いのは常連組のベテラン勢が秀逸。
マッチレビュー
日本代表 3-0 韓国代表
【日本代表:得点者】
後半 4分;相馬勇紀
後半18分;佐々木翔
後半27分;町野修斗
【日本代表スタッツ】
ボール支配率 :42%
シュート数 :15本
枠内シュート : 7本
パス成功率 :78%(423本)
オフサイド : 1回
フリーキック :10本
コーナーキック: 6本
【スタジアム/現地情報】
スタジアム:豊田スタジアム
観客数 :14,117人
天候 :晴れ
気温 :27.8℃
湿度 :71%
招集メンバー
ポジション | 背番号 | 選手名 |
---|---|---|
GK | 1 | 大迫敬介 |
12 | 谷晃生 | |
23 | 鈴木彩艶 | |
DF | 19 | 佐々木翔 |
3 | 谷口彰悟 | |
2 | 山根視来 | |
5 | 畠中槙之輔 | |
25 | 小池龍太 | |
4 | 中谷進之介 | |
22 | 荒木隼人 | |
24 | 大南拓磨 | |
13 | 杉岡大暉 | |
MF | 18 | 水沼宏太 |
15 | 橋本拳人 | |
7 | 野津田岳人 | |
14 | 脇坂泰斗 | |
13 | 相馬勇紀 | |
6 | 岩田智輝 | |
8 | 森島司 | |
21 | 満田誠 | |
26 | 藤田譲瑠チマ | |
FW | 17 | 宮市亮 |
9 | 西村拓真 | |
10 | 岩崎悠人 | |
11 | 町野修斗 | |
20 | 細谷真大 |
[招集辞退]
武藤嘉紀(怪我のため)
あとがき
E-1選手権を優勝しタイトルを獲得したことは良かったが、全勝優勝も可能だっただけに勿体ない感じだけは残っている。
カタールW杯本大会メンバー入りをかけた国内組ラストサバイバルも兼ねていたが、9月の海外遠征に3名は招集メンバーに入ってくるかもしれない。