2018ロシアW杯【開幕戦】ロシア対サウジアラビア/マッチレポート(1)

[グループA/6月15日(金)0:00]

ロシア 5-0 サウジアラビア

<ゴール>
(ロシア)
前半12分;ガジンスキー
前半43分;チェリシェフ
後半26分;ジュバ
後半45+1;チェリシェフ
後半45+4;ゴロビン

<チームスタッツ>
(ロシア)
ボール支配率:40%
シュート数 :14本(枠内;7)

(サウジアラビア)
ボール支配率:60%
シュート数 : 7本(枠内;0)

<スタジアム/現地情報>
スタジアム:ルジニキスタジアム
観客数  :78,011人
天候   :晴れ時々曇り
気温   :17℃
湿度   :43%

編集長の視点

 開幕戦は毎回独特の雰囲気の中で行わているように感じる。

 アジア最終予選で同組だったサウジアラビアが5失点で大敗。最終予選で日本と対戦したサウジアラビアは、こんなチームではなかったはずだが…。

 開幕戦でサウジアラビアのポゼッションは60%だが、枠内シュート0では勝てるはずがない。残念だがグループリーグ突破は厳しくなったといえるだろう。

「アジアを勝ち抜くレベルのサッカーはW杯では通用しない」と、この試合が教えてくれたのかもしれない。

 W杯出場権獲得後に監督を交代した影響もあったのかもしれないが、境遇が似ている日本代表も決して他人事ではない。

 開催国のロシアも下馬評は高くない。
 弱い代表チームに期待ができないという理由から、W杯開幕前なのに現地では盛り上がりに欠けるという情報もあったくらいだ。

 さらにW杯開催国には「最低でもグループリーグ突破」という暗黙のノルマが課せられる。
 開催国・ホーム・開幕戦。2017年10月以降、国際試合で7試合勝てていない…など様々な重圧の中、前半12分にロシアが先制してから流れが一気にロシアに傾いた。

 前半24分に司令塔のジャゴエフ選手が左太もも裏を痛めて途中交代となり、流れがサウジアラビアに傾くかと思ったが、交代で出場したチェリシェフ選手が前半43分、華麗なトラップで相手ディフェンダーを2人交わして左足で追加点となるゴールを決める。
 さらに後半アディショナルタイムに、この試合2点目となる左足アウトサイドにかけるシュートで芸術的なゴールを決めた。

 チェリシェフ選手はスペイン1部のビジャレアルに所属していて、2017-18シーズンは24試合に出場し2ゴールとそこまで結果を出しているとは言い難いが、W杯開幕戦で一気に世界へ名をはせ、シンデレラボーイになった。

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