スウェーデン 0-2 イングランド
<ゴール>
(イングランド)
前半30分;ハリー・マグワイア
後半14分;デレ・アリ
<チームスタッツ>
(スウェーデン)
ボール支配率:43%
シュート数 : 7本(枠内;3)
(イングランド)
ボール支配率:57%
シュート数 :11本(枠内;2)
<スタジアム/現地情報>
スタジアム:サマーラアリーナ
観客数 :39,991人
天候 :晴れ時々曇り
気温 :26℃
湿度 :39%
編集長の視点
決勝トーナメント1回戦、スイスに勝利して勝ち上がったスウェーデンと、コロンビアに勝利して勝ち上がったイングランドが対戦することになった準々決勝。
試合は静かな立ち上がりとなった。
ヨーロッパの国同士の戦い方。W杯なのにユーロを観ているように個人的に感じた。
試合はセットプレーからスコアが動く。
イングランドが前半30分にコーナーキックを獲得すると、キッカーのヤング選手が蹴ったボールはインスイングの軌道を描き、マグワイア選手がヘディングで合わせてイングランドが先制した!
ここまで堅守で勝ち上がってきたスウェーデン。
今大会で初めて先制される展開となったが、どのように盛り返していくのだろうか。
後半開始早々、スウェーデンが反撃に出る。
左サイドからのセンタリングに、ベリ選手がヘディングでゴールを狙うも、GKのピックフォード選手の左手1本のビッグセーブで阻まれてしまい、同点のチャンスを逃した。
GKのビッグセーブがあるとチームは勢いづく。
後半14分、リンガード選手のアーリークロスにデレ・アリ選手がヘディングで決めて、イングランドが貴重な追加点を挙げる。
この場面、センタリングが上がる前にスウェーデンがオフサイドを仕掛けるためにラインを上げようとしたが失敗していた。こういうミスは命取りになる。
だが、2対0はサッカーでは危険な点差と言われている。勝負は試合終了の笛が吹かれるまでわからない。
その3分後、スウェーデンがイングランドゴールに迫る。
クラエソン選手のシュートをまたもGKピックフォード選手がビッグセーブで防いだ。
後半26分にも、ベリ選手のシュートをGKピックフォード選手が左手1本のビックセーブで防ぎ、この試合3本も決定的な場面を抑え、スウェーデンの前に立ちはだかった。
たらればだが、スウェーデンが迎えたこの3回の決定機を決めきれていたら、試合展開は変わっていたかもしれない。
ピックフォード選手のビッグセーブ連発がイングランドに流れを引き寄せた。
2点リードしてから、イングランドが試合巧者ぶりを発揮したが、近年では1番安定しているチームのように思えてしまう。
当初は、ケイン選手という絶対的エースを中心にしたチームで、ベッカム選手、ジェラード選手、ランパード選手、ルーニー選手といったスター選手を多く輩出していた頃に比べると派手さはない印象だったので、準決勝進出は予想していなかった。
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