2018ロシアW杯:日本対セネガル/マッチレポート(31)

[グループH/6月25日(月)00:00]

日本 2-2 セネガル

<ゴール>
(日本)
前半34分;乾貴士
後半33分;本田圭佑

(セネガル)
前半11分;サディオ・マネ
後半26分;ムサ・ワゲ

<チームスタッツ>
(日本)
ボール支配率:54%
シュート数 : 7本(枠内;3)

(セネガル)
ボール支配率:46%
シュート数 :14本(枠内;7)

<スタジアム/現地情報>
スタジアム:エカテリンブルクアリーナ
観客数  :32,572人
天候   :晴れ
気温   :25℃
湿度   :38%

編集長の視点

 初戦に勝利し決勝トーナメント進出に向けて、是が非でも勝ち点3が欲しい一戦。

 日本はコロンビア戦と同じスターティングメンバーででセネガルに挑む。
 上手くいっていたのであえて代える必要はなかったのか。その答えは試合結果が示してくれるだろう。

 前半11分、クリアボールが短くなってしまったところから、サバリ選手のシュートをGK川島選手が弾いたところにマネ選手が詰めていて、ゴールネットに吸い込まれ先制を許してしまった。

 反撃に出たい日本は、パスワークでリズムを作り直し、中盤ではセカンドボールをマイボールにして日本のペースにしていく。
 攻撃の部分でもポジションチェンジや相手のマークを直接受けないように、スピードに乗った早い攻撃を見せる。

 前半34分、柴崎選手が左サイドのウラのスペースへロングフィード。
 長友選手が走り込んでペナルティエリア内でボールを受けると、乾選手へ預ける。乾選手がワンフェイントから右足を素早く振り抜くと、インスイングするボールがネットに吸い込まれ、日本が同点に追いついた!

 前半を1対1の同点で折り返したが、個人的にはレベルの高い試合内容に、後半の展開が楽しみで仕方ない。

 後半に入っても日本が押し込む展開が続く。
 中盤で主導権を握っていて、柴崎選手のセンタリングから大迫選手へ決定的な場面を作り出すも得点には繋がらなかった。

 後半20分、セネガルがクヤテ選手を投入したあたりから、日本は中盤で主導権が握れなくなる。
 後半26分、日本の右サイドを崩され中央へ折り返される。ニアン選手がフリックでボールを流したところをオーバーラップしてきたワゲ選手の豪快なシュートが決まり、勝ち越しゴールを奪われてしまった。

 日本は、本田選手、岡崎選手を投入し反撃に出る。
 後半33分、大迫選手がショートクロスを上げると岡崎選手が反応するも、ボールは左サイドに流れる。
 こぼれ球を乾選手が拾って左足で折り返したところを、本田選手が左足で合わせて値千金となる同点ゴールとなった。
 本田選手のゴールが生まれたのは、岡崎選手が潰れ役となったプレーがあったことを忘れてはならない。

 試合はこのまま2対2と引き分けに終わった。

☑日本にとっては勝てたかもしれない試合?
☑2度追いついてよく引き分けた試合?

 と意見はわかれるだろう。だが、これを含めてW杯なのだ。

 1勝1分で勝ち点4。ここまで個人的には悪くない展開で来ている。
 日本が2連勝して早々に決勝トーナメント進出を決めるのには、まだ何かが足りないのだろう。

 次は28日23時からポーランド戦。
 中3日ということでこの試合に出ていた選手のコンディション次第でメンバーが多少変わる可能性があるだろう。

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