各国リーグ戦続々再開!フットボールはウィルスに負けない

 新型コロナウィルス感染拡大の影響を受けて、世界中のフットボールが中止に追い込まれて3か月が経過した。

 特にヨーロッパは2019-2020シーズンも終盤に差し掛かり、1番盛り上がる時期に水を差されてしまった形になった。フランス、オランダリーグは途中でシーズンを打ち切りを決定したが、ドイツは先陣を切ってリーグ再開にこぎつけた。

 しかし、このウィルス感染の可能性はゼロではない。
 人類対新型コロナウィルス(COVID-19)の戦いはまだ始まったばかりだ。

 それでも人類は、リスクを冒してでもこれまで当たり前だった日常を取り戻すために動き出した。「フットボールはウィルスと戦う」という意志を示したと捉えて良いだろう。

 ドイツに倣うように、イングランド、スペイン、イタリア、そして日本もリーグ戦再開に向けて動き出している。
 各国の動向をまとめてみた。

ドイツ・ブンデスリーガ

 現地時間3月14日に開催予定だった第26節から全試合延期となっていたが、現地時間5月16日から1部、2部リーグ共に無観客で再開されている。

 再開が目前に迫った現地時間5月8日に、2部リーグのディナモ・ドレスデンの2選手に新型コロナウィルス感染者が確認されたため、チーム全体が14日間の隔離処置が取られた。そのため予定されていた現地時間5月17日のハノーファー戦、5月24日のグロイター・フェルトの2試合は延期となった。

 再開するにあたり感染症対策のガイドラインとして、定期的なPCR検査、ベンチメンバーはマスク着用し間隔をあけて座る、今シーズンの残り試合限定ではあるが1試合の交代枠は「3」から「5」・・・などの対策が取られている。

 ブンデスリーガが再開され1週間に2試合の日程で試合が行われているが、6月1日時点で選手からの新型コロナウィルス感染者は出ていない。選手に感染者が出たディナモドレスデンも、現地時間5月31日のシュトゥットガルト戦からリスタートを切った。

 今後ブンデスリーガの取り組みがこのウィルスと共存して戦うためのモデルケースになるかもしれない。

スペイン ラ・リーガ

 現地時間3月21日開催分の第28節からリーグ戦が中断され、スペイン政府が健康に対する安全が脅かされない、安全に試合が遂行できると判断するまで無期限での延期となっていたが、現地時間6月11日から無観客で再開されることが決まった!

 なお2部リーグは現地時間6月12日から無観客で再開されることが決まった!
 ウエスカに岡崎慎司選手、レアル・サラゴサに香川真司選手、デポルティボ・ラ・コルーニャに柴崎岳選手、エストレマドゥーラに山口瑠伊選手が所属している。

イタリア・セリエA

 現地時間3月14日開催分の第27節からリーグ戦が中断されていたが、現地時間6月20日から無観客で再開されることが決まった!イタリアはフットボールだけではなく、国内全てのスポーツイベントが対象で延期が発表されていた。

 またリーグ再開に先立ち、延期となっていたコパ・イタリア準決勝セカンドレグが、現地時間6月13日に無観客で行われることも発表された。

イングランド・プレミアリーグ

 現地時間3月11日に予定されていた未消化分の第28節マンチェスター・シティ対アーセナルの一戦からリーグが延期され、現地時間3月14日に行われる予定だった第30節も延期。そこから無期限でのリーグ戦中断が発表されていたが、現地時間6月17日から無観客で再開されることが決まった!

 未消化分となっている第28節、アストン・ビラ vs シェフィールド・ユナイテッド、マンチェスター・シティ vs アーセナルが行われ、現地時間6月20日に第30節が開催されることになった。

欧州5大リーグ以外

【セルビア】
 現地時間3月21日開催分の第27節からリーグ戦が中断されていたが、現地時間5月30日から無観客で再開されることが決まった!
 パルチザンに浅野拓磨選手が所属している。

【オーストリア】
 現地時間3月14日開催分の第23節からリーグ戦が中断されていたが、現地時間6月3日から無観客で再開されることが決まった!
 ザルツブルクに奥川雅也選手、ラピッド・ウィーンに北川航也選手が所属している。

【ポルトガル】
 現地時間3月14日開催分の第25節からリーグ戦が中断されていたが、現地時間6月4日から無観客で再開されることが決まった!
 ポルトに中島翔哉選手、ポルティモネンセに権田修一選手と安西幸輝選手、マリティモに前田大然選手が所属している。

【スイス】
 現地時間3月2日開催分の第24節からリーグ戦が中断されていたが、現地時間6月20日から無観客で再開されることが決まった!
 トゥーンにハーフナー・ニッキ選手、シオンに若月大和選手が所属している。

Jリーグ

 Jリーグは、2月25日から3月15日に予定されていた公式戦を延期。Jリーグ1部、2部、3部全てで対象となる処置を取る。3月18日の公式戦から再開を予定していたが、中断期間を4月3日まで延長した。

 その後、J1は5月9日、J2は5月2日、J3は4月25日に段階的な再開を設定していたが、感染拡大が止まらず計画は白紙に。

 緊急事態宣言が解除されたことで、J1部は7月4日に無観客での再開を決定!J2は6月27日にリーグ戦を再開し、J3は同日に今シーズンの開幕戦を行う予定となっている。あくまで計画の段階ではあるが、7月10日以降、段階的にスタジアムに観客を入れる予定で動いている。

 2020年6月2日、衝撃の一報が届いた。
 名古屋グランパスエイトに所属するFW金崎夢生選手が新型コロナウィルスの陽性反応が出たと報じられた。

 誰でも感染の可能性はあるので、どんな理由があろうと感染した選手を責めることはできない。気になるのはこの一報を受けてJリーグがどういう対処をするか?についてだ。

 ドイツ・ブンデスリーガに倣う場合、名古屋グランパスはチーム全体が14日間の隔離処置が取られることになる。

 再開予定日の7月4日には間に合うが、コンディションや連携面で他チームとの差が大きくなり試合にならない可能性も出てくる。

 「人類対ウィルス」の構図で日本が取るべき対応に注視していきたい。

シーズン打ち切り

 フランス・リーグアン、オランダ・エールディビジが既に2019-2020シーズン途中での打ち切りが決定しているが、さらにベルギー・ジュピラーリーグ、スコティッシュ・プレミアシップの打ち切りが決まった。

【ベルギー・ジュピラーリーグ】

 現地時間5月15日に2019-2020シーズンの打ち切りを発表した。

 首位のクラブ・ブルージュがリーグタイトルを獲得。最下位のベフェレンが来期2部降格となった。

[最終順位] 1位.クラブ・ブルージュ
2位.ヘント
3位.シャルルロワ(森岡)
4位.アントワープ(三好)
5位.スタンダール・リエージュ
6位.メヘレン
7位.ゲンク(伊東)
8位.アンデルレヒト
9位.ムスクロン
10位.ズルテ・ワレゲム
11位.コントレイク
12位.シントトロイデン(シュミット・ダニエル,鈴木,伊藤,松原)
13位.オイペン
14位.セルクル・ブルージュ(植田)
15位.オーステンデ
16位.ベフェレン(小林)

【スコットランド】

 現地時間5月18日、2019-2020シーズンの打ち切りが決定した。

 首位のセルティックがリーグタイトルを獲得し9連覇を達成。最下位のハーツが来期2部降格となった。

[最終順位] 1位.セルティック
2位.レンジャーズ
3位.マザーウェル
4位.アバディーン
5位.リヴィングストン
6位.ハイバーニアン
7位.セント・ジョンストン
8位.キルマーノック
9位.セント・ミレン
10位.ロス・カウンティ
11位.ハミルトン
12位.ハーツ(食野)

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ABOUTこの記事をかいた人

FOOTBALL NOTE編集長。1983年6月13日生まれ。岡山県出身。フットボールをテーマにした読者の知的好奇心を刺激するコンテンツ作りに着手し「FOOTBALL NOTE」を立ち上げる。コンセプトは「世界のフットボール情報がここにある」※お問い合わせはコチラからどうぞ