クロアチア 2-1 イングランド
<ゴール>
(クロアチア)
後半23分 ;イバン・ペリシッチ
延長後半 4分;マリオ・マンジュキッチ
(イングランド)
前半 5分 ;キーラン・トリッピアー
<チームスタッツ>
(クロアチア)
ボール支配率:54%
シュート数 :21本(枠内;7)
(イングランド)
ボール支配率:46%
シュート数 :10本(枠内;1)
<スタジアム/現地情報>
スタジアム:ルジニキスタジアム
観客数 :78,011人
天候 :曇り
気温 :21℃
湿度 :64%
編集長の視点
クロアチアは決勝トーナメント1回戦と準々決勝と2試合連続で延長戦からPKと長い時間試合を行っているので、選手の疲労が心配される。
イングランドは前評判を覆し、準決勝まで勝ち進んできた。比較的若いチームなので勢いに乗れば、決勝進出も夢ではないだろう。
試合はいきなり動く。
前半5分、ゴール正面、約25メートルの位置でイングランドがフリーキックを獲得する。キッカーはトリッピアー選手。右足で放たれたボールはゴール右上に突き刺さり先制した!
追いかける展開となったクロアチアだが、徐々にペースに握りゴールに迫るようになった。
クロアチアは中盤にモドリッチ選手、ラキティッチ選手がいるので試合をコントロールしやすいのだろうか。パスワークから自分たちのペースを作って、徐々に徐々にイングランドを追い詰めていったように感じた。
後半23分、ついにクロアチアが同点に追いつく。
右サイドのブルサリコ選手からのアーリークロスに、ペリシッチ選手が左足で合わせて同点ゴールを決めた!
同点に追いついた勢いのまま後半27分、ペリシッチ選手が左足でシュートを放つも、惜しくもポストをたたいてしまい勝ち越しゴールとはならなかった。
イングランドは防戦一方になるも、GKピックフォード選手を中心に守って勝ち越しゴールを許さず、試合は延長戦へ。
クロアチアにとって3試合連続の延長戦となり、さすがに疲労の色は濃くなったように思った。特に延長前半13分、モドリッチ選手のあんなキックミスなんてほとんど見たことなかったから。
両チームとも死力を尽くした一戦で、勝利の女神が微笑んだのは延長後半4分だった。
ペリシッチでヘディングで競り勝ったボールに反応したマンジュキッチ選手が左足で決めて、クロアチアが勝ち越しに成功した!
同点を狙いたいイングランドだったが、延長後半11分にアクシデント発生。
4つの交代枠を使い切ったあとに、トリッピアー選手が負傷してしまいプレー続行不可能となりピッチ外へ。残り時間を10人で戦わなければならなくなったところで、勝負は決していたのかもしれない。
イングランドは2点目を奪えなかったのが、最後まで響いたと思う。スタッツを確認してみると、シュートは10本とまずまずだが、枠内シュートが1本のみ。フリーキック以降、シュートが枠内に飛んでいないとどうしようもない。
絶対的エースのケイン選手が個で打開出来れば、結果は違っていたのかもしれない。個人的にはバーディー選手をもっと早い時間帯から起用してほしかった。
クロアチアが史上初の決勝進出を決めたものの、選手たちは満身創痍といっても過言ではないだろう。
決勝トーナメント3試合全てで延長戦を入れて120分間戦っている。うち2試合はPK戦までもつれこんでいるので疲労度も計り知れない。
決勝戦は日本時間7月16日の0時キックオフ。中3日でどこまでコンディションが回復できるのかにかかっている。
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