ウルグアイ 2-1 ポルトガル
<ゴール>
(ウルグアイ)
前半 7分;エディンソン・カバーニ
後半17分;エディンソン・カバーニ
(ポルトガル)
後半10分;ペペ
<チームスタッツ>
(ウルグアイ)
ボール支配率:38%
シュート数 : 7本(枠内;3)
(ポルトガル)
ボール支配率:62%
シュート数 :21本(枠内;5)
<スタジアム/現地情報>
スタジアム:フィシュトスタジアム
観客数 :44,287人
天候 :晴れ
気温 :27℃
湿度 :74%
編集長の視点
グループA1位のウルグアイとグループB2位のポルトガルが対戦。
グループリーグを3連勝で突破したウルグアイ。
スアレス選手、カバーニ選手の強力2トップに注目が行ってしまうが、ここまで3試合無失点で来ているゴディン選手、ヒメネス選手を中心にしたディフェンス陣にも注目したい。
ポルトガルのエース、クリスティアーノ・ロナウド選手を中心とした攻撃陣をどこまで止めれるかが、勝敗のカギとなるだろう。
前半7分、ビッグプレーでウルグアイが先制する。
カバーニ選手が大きくサイドチェンジしてスアレス選手にボールをつなぐと、スアレス選手の高速クロスにカバーニ選手が合わせてゴールネットを揺らした!
ピッチをワイドに使った展開に、ディフェンスは完全にボールウォッチャーになってしまったが、わかってても対処できないスーパーゴールだった。
ポルトガルも反撃に出たいところだが、ロナウド選手の個人技頼みのプレーが目立つ。攻撃での連動性がないとウルグアイ鉄壁の守備陣は崩せそうに見えなかった。
前半はウルグアイ1点リードで折り返す。
ウルグアイ鉄壁の守備をどう崩すのかポルトガルの攻撃に注目したい。
後半10分、セットプレーからゴールが生まれる。
ショートコーナーからセンタリングが上がると、競り合ったロナウド選手の頭上をボールが通過するも、ロナウド選手の背後からフリーで待っていた、ペペ選手がヘディングで決めてポルトガルが同点に追いついた!
エースを囮にしてフリーになって仕留める。
相手のマークをはがすことが前提条件だが、鉄壁の守備陣をにエースが封じられたとしても得点を奪うことはできる。という模範解答のようなゴールだった。
今大会はセットプレーから得点が生まれるシーンが本当に多い。
1対1となり試合はどちらに流れが傾くかわからない展開になってきたが、2試合連続で波に乗るカバーニ選手が魅せる。
後半17分、ベンタンクール選手のスルーパスをカバーニ選手が決めて、ウルグアイが勝ち越しに成功した!
しかし後半26分、ウルグアイにアクシデントが発生。
ここまで2得点のカバーニ選手が左足のふくらはぎを痛めてしまい、自ら交代を要求した。
足を引きずりながらピッチ外へ歩いていく途中、クリスティアーノ・ロナウド選手がカバーニ選手に肩を貸すシーンは、スポーツマンシップの模範的な行動だった。
2対1とポルトガルが1点リードされている状況なのに、この立ち振る舞いが出来るのだからロナウド選手は間違いなくスーパースターだ。
ポルトガルが選手交代でより攻撃的な布陣となる。
試合を通じてポルトガルは21本のシュートを放つも、枠内シュートはわずかに5本と精度を欠いた。
やはりロナウド選手に良い位置でボールが入らないのが、余計に難しくしてしまった部分もある。
振り返れば前半32分のフリーキックが最大のチャンスだったのかもしれない。
流れの中からだと、ペナルティエリア外ではボールを持てたが、エリア内に侵入するとチャンスがなかった。
この結果には、ウルグアイ守備のキーマンの活躍があったからこそだろう。
ゴディン選手、ヒメネス選手はスペイン1部のアトレティコ・マドリードに所属している。レアル・マドリードに所属するロナウド選手とはマドリードダービーで何度も対戦しているからこそ、対策がしっかり出来ていたのかもしれない。
また押し込まれている時間帯に、ウルグアイの選手ほとんどがペナルティエリア内に入って、中のスペースを消したことで、ミドルシュートの選択肢しか与えなかったのも大きかった。
メッシ選手に続き、ロナウド選手もラウンド16で姿を消すことになった。
いよいよ世代交代かな?今大会でニューヒーローが誕生するかもしれない。
コメントを残す