2018ロシアW杯[Round16]スウェーデン対スイス/マッチレポート(55)

[ラウンド16/7月3日(火)23:00]

スウェーデン 1-0 スイス

<ゴール>
(スウェーデン)
後半21分;エミル・フォルスベリ

<チームスタッツ>
(スウェーデン)
ボール支配率:36%
シュート数 :12本(枠内;3)

(スイス)
ボール支配率:64%
シュート数 :19本(枠内;4)

<スタジアム/現地情報>
スタジアム:サンクトペテルブルクスタジアム
観客数  :64,042人
天候   :晴れ時々曇り
気温   :18℃
湿度   :60%

編集長の視点

 グループF1位のスウェーデンとグループE2位のスイスの一戦。
 グループリーグでの試合を観ると守備ではほぼ互角だろう。攻撃陣がいかにして得点が奪えるのかに注目していた。

 前半は共に何度か訪れた決定的なチャンスで、シュートが大きく枠を外してしまう場面があった。シュートまではいくが、なかなか得点のニオイも感じられなかった。

 試合を通じて似たようなチームだったので、大きくスコアが動く予感はしなかった。スコアレスのままPK戦まで行きそうだな感じを持っていた。

 しかし私の事前予想に反してスコアが動く。
 後半21分、フォルスベリ選手のシュートがアカンジ選手の足に当たってコースが変わり、スウェーデンが先制した!このシュートはGKゾマー選手にとってもノーチャンス。

 ヨーロッパ勢の対戦で、実力が拮抗しているチーム同士の接戦になることが多い。
 ユーロ予選、ユーロ、ワールドカップ予選、ワールドカップと大陸間で対戦する機会が多いのも理由の一つだろう。

 1点をリードされ点を取りにいくスイスは後半28分、2枚替えの選手交代で流れを呼び戻そうとする。
 後半30分以降のスイスは、ボール支配率70%、シュート数7本と圧倒するも、スウェーデンの堅守に阻まれ、最後まで得点は奪うことができず、1対0のままスコアが動かぬまま、スウェーデンが接戦を制した!

 スイスは主将のリヒトシュタイナー選手が累積警告のため決勝トーナメント1回戦出場停止。これが最後まで影響したように思う。

 日本とW杯開幕前に行った親善試合では、シャキリ選手のスピードに乗った攻撃は脅威だったので、スウェーデン戦でもドリブル突破を期待していたが、そこまでの活躍が出来なかったように思う。
 また司令塔のジャカ選手も効果的な展開が出来ず、攻撃のリズムを作れなかった。

 一方、スウェーデンはエースのフォルスベリ選手が決勝点を決めた!
 接戦の中でエースが仕事をすることは、勝ち上がるためには当たり前のことなのかもしれない。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です