日本代表:2018ロシアW杯特集(44)/ [Round16]ベルギー戦への対策案

 日本代表は2大会ぶりに決勝トーナメント進出を決めました。
 対戦相手はベルギーに決定。初のベスト8進出なるかに注目です!

 試合以外で少し気になるのは世間の声です。
 ボール回しで時間を使い、でフェアプレーポイントで勝ち上がったことに対して賛否両論あることです。
 決勝トーナメントでやってやるぞ!という空気にまだなっていないのが寂しい。

 議論するなら「ボール回し」を選択しなければならない状況に至った日本のミスを指摘しないとダメなんですが、「ボール回し」が独り歩きしてしまっています。

 ボール回しは、0対1で負けていた場面から決勝トーナメントに行くためのベストな戦術でした。1点リードしたポーランドから同点に追いつくのは難しそうな展開になっていたのもあります。

 ここに至るまでの過程として問題点は2点あります。

 モチベーションの低いポーランドを相手にしたとき、間違いなく前半に先制点を日本が取れないとダメだった。前半だけで5回は先制するチャンスがあったので、決める時に決めれなかった攻撃陣。

 次に、セットプレーから失点し先制点を与えてしまったシーン。マークがズレてフリーでやられてしまいました。1番警戒していた部分でやられてしまった守備陣。

 この2点で激論が出来るようになれば、日本にサッカー文化がもっと根付くと考えています。

 と、補足させてもらいます。
 7月3日3時から行われるベルギー戦に切り替えましょう!負ければ終わりの1発勝負なので、モヤっとすることはないと思います。

フォーメーション分析

 どうすればベルギーに勝てるのか…グループリーグの試合内容を見て分析を行いました。

 日本がベルギーに勝つためには、コロンビア、セネガル戦で見せた中盤で主導権を握り、サイドのウラのスペースを突いて崩してゴールを狙う。というのが理想的だと考えています。

 そしてポーランド戦の時のようにセットプレーからの失点シーンを繰り返さないこと。
 ベルギー戦で修正出来ていなければ、大量失点での大敗も考えられます。

※試合当日のスターティングメンバー、フォーメーションとは一切関係ありません。

日本:基本フォーメーション

(4-2-3-1)
       大迫勇也

  乾貴士  香川真司  原口元気
      (本田圭佑)(岡崎慎司)

    長谷部誠   柴崎岳

長友佑都 昌子源 吉田麻也 酒井宏樹

       川島永嗣

ベルギー:基本フォーメーション

(3-4-2-1)
       ルカク

   E.アザール  メルテンス

 カラスコ          ムニエ

   ヴィツェル  デブライネ

ベルトンゲン ボヤタ アルデルワイレルト
      (コンパニ)
       
       クルトワ

日本の取るべき対策とは?

守備面

 ベルギー対策として、先日のポーランドとの試合が良いシミュレーションになったのではないだろうか。
 ポーランドのレバンドフスキ選手のように、ベルギーにはルカク選手という全体的なエースストライカーがいるから、センターバック2枚でルカク選手を見る感じになると思う。

 ただ、ルカク選手だけに集中すると、E.アザール選手、メルテンス選手を自由にさせてしまうので、アタッキングサードからバイタルエリアでのマークの受け渡しなど、チームとして守備の完成度が求められる。

 今大会ではセットプレーから得点が生まれるシーンが多い。
 特にポーランド戦はマークをはがされてしまいフリーで決められてしまった。コロンビア戦もセットプレーからの失点。この部分をどこまで修正出来ているか。

 本気のベルギーに対して日本がどこまで守れるのか。失点2までは覚悟しなければならないだろう。

 日本はまだW杯でVARの検証が必要なプレーは出てきていない。
 ベルギー戦では対象となるプレーが出てくるかもしれないので、1発勝負の決勝トーナメント前に対策は必須となる。

 日本の守備のキーマンは吉田選手。
 ルカク選手、E.アザール選手、デブライネ選手など、イングランド・プレミアリーグで対戦したことがある経験を活かして、日本の守備陣を統率してもらいたい。

攻撃面

 ベルギーは3バックシステムだが、負傷していた守備の要コンパニ選手がグループリーグ最終戦で復帰した。先発で出てくるかは不明だが、ベストメンバーのベルギーから得点を取るイメージがなかなか浮かばない。

 この3バックに対して、ワントップの大迫選手がどこまで起点になれるのか。
 個で打開するのは格上相手には厳しいので、前線の起点から連動して仕掛けていきたい。コロンビアの先制点に繋がったPK獲得直前のプレーのように、縦に速い攻撃が展開できたらベルギーを慌てさせれるかもしれない。

 セネガル戦で決めた2得点は良いイメージを持っているので、中盤からウラのスペースにロングボールを出してサイドからドリブルで仕掛けていけるか。日本のストロングポイントである左サイドを主戦場とする乾選手、長友選手がカギになる。

 攻撃のスイッチを入れるためには中盤で主導権を握る必要がある。
 ベルギーのダブルボランチ、デブライネ選手、ヴィツェル選手との攻防を、柴崎選手、長谷部選手がいかに制することができるか。ここに香川選手が絡んでくると中盤の争いは面白いことになりそうだ。

プレイバック(2017年11月国際親善試合)

 2017年11月14日、ヨーロッパ遠征でベルギー代表と対戦した時の試合を振り返ってみます。
 日本は当時から比べると監督もフォーメーションも違うのでそこまで参考にならないが、この試合はスコア以上の力の差を感じた試合だった。

ベルギー 1-0 日本

<ゴール>
(ベルギー)
後半27分;ロメル・ルカク

<チームスタッツ>
(日本)
ボール支配率:37%
シュート数 :10本(枠内;4)

(ベルギー)
ボール支配率:63%
シュート数 :12本(枠内;4)

日本代表

(4-3-3)
       大迫勇也
       (杉本健勇)
 原口元気        浅野拓磨
(乾貴士)        (久保裕也)
       長澤和輝
       (森岡亮太)

    井手口陽介  山口蛍

長友佑都 槙野智章 吉田麻也 酒井宏樹
               (酒井高徳)

       川島永嗣

ベルギー代表

(3-4-2-1)
       ルカク
       (オリジ)

  メルテンス   T.アザール 
  (ミララス)

 シャドリ        メウニエル
(J.ルカク)

   ヴィツェル  デブライネ
   (デフール)  (デンベレ)

ベルトンゲン フェルメーレン カバセレ

       ミニョレ

比較検証

 ロシアW杯のメンバーと少し変わっているので、同じ展開にはならないと思うが、ベルギーのディフェンスラインは今の方が堅守。
 勝ちに行くためにはどうやって点を取るかになるかな。流れの中が難しいならセットプレーでまだ見せてないパターンがあれば面白くなりそうだが。

 親善試合の時と1番違うのは日本の中盤の構成。日本の中盤が機能すれば、接戦までは持ち込めそうな予感はしている。

 1対0とスコア以上の実力差を感じた試合だったが、失点シーンは鮮明に覚えている。ディフェンスラインは大きく変更はないので、同じパターンで仕掛けられる可能性はある。たぶん攻撃のアイデアやプレー精度は、親善試合とは比較できないくらいベルギーは高いと見ている。

あとがき

【予想スコア】

 日本 2-2 ベルギー
  (P.K.5-3)

 セネガル戦のように点を取られても、取り返していけば相手も慌てるはずだ。走り負けずに粘るしか、格上相手に対抗する術はない。
 
 もし日本が前後半90分で勝ち切るとしたら、エース香川選手、ストライカー大迫選手のゴールが必要になってくる。
 日本の攻撃のキーマンはこの2人。W杯では決めるべき選手が決めなければ勝利の女神は微笑まないだろう。

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