試合内容については、「2018ロシアW杯:日本対セネガルのマッチレポート」を読んでください。
今回は個人的な主観でこの試合を振り返り、分析を行いました。
セネガル戦レビュー
日本代表 2-2 セネガル代表
<ゴール>
前半34分;乾貴士
後半33分;本田圭佑
(4-2-3-1)
大迫勇也
乾貴士 香川真司 原口元気
長谷部誠 柴崎岳
長友佑都 昌子源 吉田麻也 酒井宏樹
川島永嗣
【交代】
後半27分;香川真司⇔本田圭佑
後半30分;原口元気⇔岡崎慎司
後半42分;乾貴士 ⇔宇佐美貴史
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【編集長の視点と分析】
マッチレポートで分析出来なかったので、編集後記で私なりのセネガル戦の分析を行います。
日本の両サイドバックがセネガルの攻撃陣を抑えたのが大きいと考えています。
サイドバックが機能していなかったら失点2では終わっていなかったし、引き分けもなかったでしょう。
それだけ酒井宏樹選手、長友佑都選手のプレーが際立っていた印象。酒井選手はマネ選手、長友選手はサール選手とイーブンの勝負を繰り広げていたから、セネガルのスピードに乗った攻撃を半減させていた。
だが、局面では負けている部分もあったのも否めない。
長友選手は前半サール選手のスピードのついていけなかった場面もあった。酒井選手は後半の失点シーンでマネ選手に起点を作られてしまった。
セネガルが日本の左サイドから攻撃を仕掛けてきたことには少し驚いたが、考えてみれば日本のストロングポイントは左サイドからの攻撃。
セネガルは日本の左サイドを制圧するために、サール選手が高い位置を取って攻撃を仕掛けてきたことで、前半序盤に日本が苦しい時間帯が続いてしまった。
前半に先制されて嫌なスタートになってしまったが、2度追いついた攻撃陣を評価したい。
直前予想の記事に書いたとおり、セネガルの右サイドがやや弱い印象を持っていたので、日本の左サイドから得点が生まれたのは想定通りだった。
前半34分のゴールも長友選手が左サイドを駆け上がり、乾選手のゴールをお膳立て。
後半33分のゴールも左サイドの乾選手からのセンタリングが本田選手のゴールにつながった。
得点を決めないと大きく評価されない日本メディアですが、そこに至るまでの過程にも注目したい。
乾選手のゴールには長友選手があそこの位置までオーバーラップしていないと生まれていなかったし、本田選手のゴールも岡崎選手が相手GKとの競り合いで潰れ役を担ってくれていなかったら生まれていなかった。
日本の中盤についても振り返ってみよう。
チーム戦術だとは思うが、中盤で香川選手が囮となって相手ディフェンダーを引き付けたことで、柴崎選手がボールを自在に動かせたのだと思う。スペースが出来た分、長谷部選手のドリブルも効果的だった。
1対1の後半20分に、セネガルが最初の選手交代でクヤテ選手を投入してきたのは、中盤でここまで黒子役に徹してきた香川選手を抑えるためだろう。投入後のワンプレー目から強引にフィジカルで来たところを見ると、さすがに香川選手でも厳しいかった。
香川真司(175cm・68kg)VS クヤテ(189cm・83kg)
普段ドイツでプレーしている香川選手といえど、フィジカルで来られたら厳しい。
ただやっぱり試合を通して物足りなかったのは、香川選手のゴールに向かっていく仕掛けの部分かな。
黒子に徹するプレーも悪くないが、この試合で勝ち点3を取るためには香川選手のゴールが必要だった。
日本とセネガルが引き分け、コロンビアがポーランドに勝利したため、決勝トーナメント進出は最終戦までわからなくなった。
(グループH)
※第2戦終了時点(反則ポイントの差で日本が1位)
順位 | 国名 | 勝点 | 得失点 |
1 | 日本 | 4 | 1 |
2 | セネガル | 4 | 1 |
3 | コロンビア | 3 | 2 |
4 | ポーランド | 0 | -4 |
ポーランド戦も勝ちに行って、自力での決勝トーナメント進出に期待したい!
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