ウルグアイ 0-2 フランス
<ゴール>
(フランス)
前半40分;ラファエル・ヴァラン
後半16分;アントワーヌ・グリーズマン
<チームスタッツ>
(ウルグアイ)
ボール支配率:41%
シュート数 :12本(枠内;4)
(フランス)
ボール支配率:59%
シュート数 :10本(枠内;2)
<スタジアム/現地情報>
スタジアム:ニジニ・ノヴゴロドスタジアム
観客数 :43,319人
天候 :晴れ時々曇り
気温 :22℃
湿度 :53%
編集長の視点
決勝トーナメント1回戦、ポルトガルに勝利して勝ち上がったウルグアイと、アルゼンチンに勝利して勝ち上がったフランスが対戦することになった準々決勝。
しかし、ウルグアイの2枚看板の1人、カバーニ選手が決勝トーナメント1回戦で負傷した左足ふくらはぎの怪我から回復が間に合わずベンチ入りメンバーからも外れた。これがどう響くのだろうか。
試合は前半から球際が激しく、攻守の切り替えも早い。
ウルグアイはカバーニ選手を欠いているとはいえ、ゴディン選手、ヒメネス選手を中心としたディフェンス陣はここまで4試合でわずか1失点。この2枚のセンターバックの守備は堅い。
前線の2枚看板がスアレス選手、カバーニ選手なら、守備の2枚看板はゴディン選手、ヒメネス選手だろう。
非常に締った展開で試合が進んでいくが、前半40分試合が動く。
フランスがゴール前でフリーキックを獲得すると、キッカーはグリーズマン選手。左足で浮き球を入れると、このボールをヴァラン選手が頭で合わせて、フランスが先制した!
ウルグアイのゴディン選手、ヒメネス選手はスペイン1部のアトレティコ・マドリードに所属しているが、フランスのヴァラン選手は同1部のレアル・マドリードに所属している。
通称ウルグアイ版アトレティコの壁を突破したのは、レアルの選手だったのはマドリードの皮肉ということだろうか。
前半44分、ウルグアイも反撃に出る。
フリーキックからゴール前に上がったボールをカセレス選手がヘディングで合わせるも、GKロリス選手のビッグセーブに阻まれる。
さらに、ヘディングシュートを弾いた後にこぼれ球への処理のために、すぐに立ち上がってコースを消しにいっていたことで、ウルグアイが得点のチャンスを逃した。
1点リードで前半を折り返したフランスに、後半16分貴重な追加点が生まれる。
グリーズマン選手の左足から放たれたブレ球のミドルシュートがGKムスレラ選手の手を弾きながら、ゴールネットに吸い込まれた。
自戒を込めると、2対0はサッカーでは危険な点差と言われるが果たして…。
ヨーロッパと南米の試合はちょっとした接触プレーから揉めることがある。この試合も無駄なカードだなと思う場面もあった。
2点リードしたフランスは、後半35分にエンゾンジ選手を投入。
守備で定評のあるカンテ選手を一列挙げて、ウルグアイの攻撃の起点を抑えにいけたのも、フランスの采配がピタリとはまった格好だ。
エンゾンジ選手は身長が197cmもあるが、足元の技術も高い。
身長が191cmあるポクバ選手と並ぶことで、ウルグアイのパワープレーを完全に抑えることが出来た。
フランスの両センターバックもウルグアイに負けず劣らずだと思う。レアルマドリードのヴァラン選手、バルセロナのウムティティ選手。
ウルグアイはスアレス選手がシュート0本に終わるなど、カバーニ選手の負傷欠場が響いたカタチになったようだ。
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