2022年カタールW杯に向けて、2020年に開催される東京オリンピックに出場するU23代表の選手には自然と注目が集まるだろう。
なぜなら、順調にいけばこの世代がカタールW杯出場権をかけたアジア予選の主力にもなりえるからだ。
次世代の代表を担う選手も注目したいが、自国開催となるオリンピックではメダルを狙いにいくため、オーバーエイジ枠でどの選手を選出するかがメダルのカギになるのではないだろうか。
オリンピック代表メンバーは18名。
そのうちオーバーエイジ枠は最大で3枠使うことができる。
2000年以降、日本代表が出場したオリンピックでのオーバーエイジ枠で、これまでどんな選手が選ばれたか振り返ってみる。
オーバーエイジで出場した選手(年齢は当時のもの)
※選手名敬称略
[2000年シドニー五輪;ベスト8] GK:楢崎正剛(24)DF:森岡隆三(24)
MF:三浦淳宏(26) [2004年アテネ五輪;グループリーグ敗退] GK:曽ヶ端準(25)
MF:小野伸二(24) [2008年北京五輪;グループリーグ敗退] オーバーエイジなし [2012年ロンドン五輪;4位] DF:徳永悠平(28)
DF:吉田麻也(23)※五輪開催年は24歳になっていたため [2016年リオ五輪;グループリーグ敗退] DF:藤春廣輝(27)
DF:塩谷司 (27)
FW:興梠慎三(30)
ディフェンダーの選手が選出されている印象を受けた。
若いチームということで、守備の部分にオーバーエイジで招集した選手を使うのはわからないでもない。
あとがき
ロシアW杯で敗退後、オリンピック代表監督である森保氏に、本大会メンバー23名のうち5,6名の選手がオーバーエイジでの出場を直訴したという報道もあった。
注目は本田圭佑選手だろう。代表引退は表明したものの、オーバーエイジ枠での東京五輪出場を目指すことを発表した。
ロシアW杯で結果を出したように、先発でも途中出場でも存在感を発揮している。特に「得点力」に関しては疑いようがない。
自国開催だからオーバーエイジ枠は3枠全て使うことになるだろうが、本田選手が正式表明したことで競争は激しくなったのは間違いない。
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