9月7日に札幌ドームで行われる予定だったチリ代表との国際親善試合は、北海道地震の影響もあり中止となり、コスタリカ戦が新生日本代表の初陣となった。
コスタリカ戦レビュー
日本代表 3-0 コスタリカ代表
<スタジアム/現地情報>
スタジアム:パナソニックスタジアム吹田
観客数 :33,891人
天候 :晴れ
気温 :29.3℃
湿度 :44%
日本代表のフォーメーション
※選手名敬称略
()内は交代出場した選手
フォーメーション:4-2-3-1
===================
小林悠
(浅野拓磨)
中島翔哉 南野拓実 堂安律
(天野純) (伊東純也)
青山敏弘 遠藤航
(三竿健斗)
佐々木翔 槙野智章 三浦弦太 室屋成
(車屋紳太郎) (守田英正)
東口順昭
【得点者】
前半16分;オウンゴール
後半21分;南野拓実
後半45+3;伊東純也
===================
【編集長の考察】
4バックか3バックか森保監督の采配に注目していたが「4バック」を採用した。フル代表は今後も4バックで行くということだろうか。
テレビのテロップでは4-4-2と出ていたが、小林選手と南野選手は流動的で、どちらかといえば縦の関係になっていたようなので、私の見解としてこの試合のフォーメーションは「4-2-3-1」とする。
若いチームということで代表キャップの少ない選手は特に躍動していた。攻撃陣の世代交代はここからスタートするのだろう。
世代交代がスタートといったが、スタメンのセンターラインは、小林選手、青山選手、槙野選手、東口選手と
代表でも経験のあるベテラン選手をスタメンで起用していたので、全体のバランスは失わないように…という森保監督の意図は感じられた。
今後は若手とベテランの融合をベースに代表チームを作っていくだろう。年齢で判断する代表ではなくなったことを改めて認識してもらいたい。
20代前半で海外で活躍する若手選手が増え、タレントと呼ばれる選手は増えた。
中島選手、南野選手、堂安選手とロシアW杯で活躍した乾選手、香川選手、原口選手と比べても遜色はない。ドリブラーで世界を相手に個の力で打開できる選手が増えてきたのは良いことだ。
ただ、ボールを回してリズムを落ち着かせる時間帯が少なかったように思う。
縦に速いサッカーは出来ていたが、先制してからもずっと同じゲームペースだったのは気になった。
ゲームコントロールが出来る選手の不在。
ダブルボランチは青山選手、遠藤選手でスタートしたが攻撃の組み立ての場面で機能したとはいえず、最終ラインから1つ飛ばしてボールを入れる場面が多かった。
チームの心臓部になる組み合わせ。
パスを出せるタイプとボール奪取に優れているタイプの選手を組み合わせるのがベターだと考えるが、現状ではまだベストの組み合わせが見当たらない。
2019アジアカップに向けてのメンバー選考において、2018年に開催される国際親善試合はダブルボランチの人選に注目していきたい。
コメントを残す